JTBと国分が取り組む食品ロス削減プロジェクト
株式会社JTBは、食品ロス削減に向けた「Sustainable Voyage Project」の第4弾として、国分グループ本社株式会社と協力し、規格外野菜を活用した新商品「ロス旅缶」を2025年1月から販売開始すると発表しました。このプロジェクトの目標は、食を通じて持続可能な循環モデルの確立と、食品廃棄物の削減です。
新商品の詳細と特徴
新たに展開される「ロス旅缶」には、「彩りパプリカと鶏もも肉のガパオ」と「うま味濃縮トマトと風味豊かな豆のチリコンカン」が登場します。いずれも規格外野菜を活用し、食品ロスへの意識を高めることを目的とした商品です。
内容量:80g
ロス食材含有率:約35%
- - 商品名②:うま味濃縮トマトと風味豊かな豆のチリコンカン
内容量:80g
ロス食材含有量:約115g
販売価格は700円(税別)で、全国のスーパーマーケットなどで購入可能です。新商品は災害時の防災備蓄品やアウトドアメニューとしても活用できるため、幅広いシーンで利用されることが期待されます。
食品ロス削減の意義
世界の食品廃棄物は毎年約13億トンにも及び、日本では年間522万トンの食品ロスが発生しています。また、収穫しても出荷されない規格外の野菜も年間177万トンに上ります。このような現状を受け、JTBは「SDGs推進」と「サステナブルな社会形成」を掲げ、各企業と連携して食品ロス問題に取り組んでいます。
プロジェクトの背景と目的
「Sustainable Voyage Project」は、過剰在庫や大量廃棄の問題を「共創」によって解決することを目指しています。また、JTBは東京都のエシカル消費の普及啓発活動にも貢献しており、この取り組みは次世代の事業創出に向けた社員のアイデアから生まれました。
地域貢献とSDGs意識の向上
このプロジェクトを通じて、地域の規格外野菜の利用を促進することで、地域貢献にも寄与します。また、食品ロス問題に関する意識を高めることで、企業や団体とつながり、SDGsへの理解を深める取り組みも行っています。
JTBと国分は、今後も食品ロス問題の解決に向けた取り組みを拡大し、サステナブルな未来を目指して進みます。新商品「ロス旅缶」は、その一環として多くの人々に支持されることでしょう。