サファイアテラ、三陽商会への自己株式取得を求める提案
サファイアテラ・キャピタルは、米シカゴに本社を持つ、日本株のエンゲージメント投資を専門とする運用会社です。2017年より、キュリRMBから引き継いだファンドを通じて三陽商会に対する投資を続けており、2025年10月には、三陽商会の発行済株式の5%以上を保有しています。この度、サファイアテラは三陽商会に対し、自己株式取得についての要求を発表しました。
その背景には、三陽商会が取締役会で決議した10月15日の自己株式取得があります。取締役会は、50万株を総額16億3千5百万円で取得することを決め、特定の大株主である八木通商の要請に基づいて実行されたとされています。この一方的な決定は、一般株主に対して不公平であり、特定の大株主に優遇措置を与えるものとサファイアテラは捉え、強い失望感を抱いています。
サファイアテラの問題意識
サファイアテラは、一般株主のために企業価値を高めるべき取締役会が、自己株式取得をこのように進めたことに疑問を持っています。彼らは、取締役会が真に一般株主の声を尊重するならば、立会内での買付を実施し、広く一般株主へ還元すべきと主張しています。
提案内容の詳細
具体的には、サファイアテラは以下の3つのポイントを三陽商会の取締役会に提案しています。
1.
2025年11月中に立会内取引による自己株式の取得を決議すること。
2.
総数百万株、総額40億円の自己株式を取得すること。
3.
自己株式の取得完了後には、速やかに全金庫株を消却すること。
これまでの報告によると、三陽商会は2025年8月時点で約270億円の現預金および投資有価証券を保有しています。つまり、一般株主向けに40億円の自己株式取得枠の設定をすることが難しいとは考えにくいです。
経営への期待
サファイアテラは、取締役会が彼らの提案を真剣に検討し、速やかに実行に移すことを望んでいます。一般株主が公平な条件で自己株式取得の恩恵を受けることができるよう、機会を設けることが重要です。
企業経営における透明性や公平性は、投資家との信頼関係を構築する基本であり、サファイアテラの提案は、その一環として受け止めることができます。サファイアテラは自己株式取得の必要性や意義を訴え、取締役会の行動を注視する構えです。
最終的には、三陽商会が一般株主のためになる道を選ぶことが期待されます。株主の利益を守り、企業価値を向上させるための具体的なステップが求められています。
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