福岡で開催！蓮井幹生の新たな写真展「十七の海の肖像」

福岡で楽しむ写真の世界、蓮井幹生の個展「十七の海の肖像」

2025年8月23日、福岡のYUGEN Gallery FUKUOKAにて、著名な写真家、蓮井幹生による個展「十七の海の肖像」が始まります。この展覧会は、6月に東京で開催された同名の展覧会に続く巡回展であり、全国17か所の原子力発電所周辺の海景を捉えた17点の作品が初めて公開される機会です。

展覧会の意義と内容

本展では、私たちが普段目にすることのない“見えない”リスクや、人間の営みに対する静かな問いかけがテーマとなっています。現代文明と自然との関係を考える入口として、蓮井はその作品を通して観客に深く考えさせる作品を提供し、メディアや著名人との対談イベントを通じて多くの関心を呼び起こしました。

蓮井幹生は、1990年代初頭から「自然の摂理」をテーマに多様な風景や自然物をモチーフにした作品を制作してきました。2009年には作品《PEACE LAND》や《詠む写真》がフランス国立図書館に収蔵され、国際的にも評価されています。彼は30年以上にわたり、各地の海をテーマにし続けており、今展では日本の海に焦点を当て、原発との関係を再考します。

展覧会詳細とアクセス

開催概要

- タイトル: 十七の海の肖像
- 期間: 2025年8月23日（土）〜9月15日（月・祝）
- 開館時間: 11:00〜19:00（最終日のみ17:00終了）
- 定休日: 火曜日
- 場所: YUGEN Gallery FUKUOKA
- 住所: 福岡県福岡市中央区大名2-1-4 ステージ1西通り4F
- 入場料: 無料

蓮井は、無人の風景の中で自然との共生が何を意味するのかを問い続け、その探求を通じて新たな挑戦を続けています。彼の作品は、視覚的な美に加えて、深いメッセージ性を持っています。この夏、福岡でその挑戦の一部を体験してみませんか？

アーティストプロフィール

蓮井幹生、1955年に東京都で生まれた写真家です。幼少期から父親の影響で写真を始め、アートディレクターとしてキャリアを積んだ後、30歳で独自に写真を学び、87年には初個展を開催。その後も多様な写真スタイルで活動し、国内外で高く評価されています。現在は長野県茅野市で教育活動を行いつつ、東京との二拠点でクリエイティブな仕事を続けています。

最新の情報や作家に関する詳細は、彼の公式サイトをご覧ください。