Hakuhodo DY ONEとFeloがAI検索技術で新たなマーケティングを創出

Hakuhodo DY ONEとFeloがAI検索を活用した新しいビジネスモデルの構築に向けて提携

2024年、広告業界において注目を集めている株式会社Hakuhodo DY ONE（以下、Hakuhodo DY ONE）と株式会社Felo（以下、Felo）が、AI検索エンジン技術をベースにした戦略的業務提携を発表しました。この提携は、両社の専門性を活かし、テクノロジーの力を借りて次世代マーケティングソリューションを制作することを目的としています。

背景

最新技術による情報収集は、今日のビジネスで欠かせない要素です。Feloは、2024年にAI検索エンジン「Felo Search」を開発し、その急成長を遂げています。Feloは、日々30万以上の検索を処理し続けながら、企業向けバージョンの「Felo Enterprise」、テーマに特化したAI検索アプリ「Felo Agent」といった先進的なプロダクトを展開しています。

一方で、Hakuhodo DY ONEは、デジタルマーケティング領域において豊富な経験と専門知識を有し、検索広告をはじめとした多様な戦略をクライアント企業に提供しています。昨今、消費者の購買行動が多様化する中で、適切なインサイトを引き出すことが求められています。このニーズに応えるために、両社は異なる強みを併せ持つことで新しいマーケティング課題に挑む機会を得ています。

提携の概要

この業務提携に基づく活動は、以下の3つの柱に集中しています。

1. AI検索を駆使した企業ソリューションの開発
Feloの技術を用いた「Felo Enterprise」の導入が進められ、企業内のデータ検索を効率化する新サービスが提供されます。これにより企業の成長を効果的に支援することが期待されています。

2. Felo Agentを活用した収益化支援
特化型AI検索アプリ「Felo Agent」やそのマーケットプレイス「Felo Agent Store」機能を通じて、AIエージェントの導入を支援し、企業のコンテンツ資産を新たな収益源とするスキームを確立します。

3. 新しい広告サービスの開発
「Felo Search」と「Felo Agent」のAI検索技術を用いて、企業に新たな広告配信の基盤を提供します。これにより、広告主にとっての価値を向上させ、生活者に新たなマーケティング体験を提案する構想です。

今後の展望

新たな提携による研究開発が進めば、デジタル広告業界の変革をリードし、クライアント企業のマーケティング活動に新しい価値を提供していくことでしょう。AI技術の進化に伴い、Hakuhodo DY ONEとFeloは協力して次世代の広告体験を創出し、様々なビジネスチャンスを生み出すことを目指しています。

各社のコメント

FeloのCEO、司馬雲瑞氏は、「この提携は、実際のビジネス課題にFeloの機能を導入する絶好の機会です。Hakuhodo DY ONEとともに、広告業界全体に革新をもたらすソリューションを提供していきます」と述べています。

一方、Hakuhodo DY ONEの代表取締役会長、田中雄三氏は、「FeloのAI検索技術には大きな可能性がある。この技術と自社のデータ基盤構築ノウハウを組み合わせることにより、新しい広告体験の創出に寄与していくことを楽しみにしています」とコメントしています。