小さな物語の宝箱『月とコーヒーデミタス』
出版業界でのロングセラーは稀有な存在ですが、人気作家・吉田篤弘氏の短編集『月とコーヒー』は、その例外となりました。2019年に発売され、いまだに6万部以上の売上を誇るこの作品の待望の第2集『月とコーヒーデミタス』が、2025年3月21日に刊行されることが決定しました。
新作の魅力とは?
新作短編集『月とコーヒーデミタス』は、心温まる24編の物語が詰まった一冊です。各話は原稿用紙10枚ほどのボリュームで、どこから読み始めても大丈夫な形式。ちょっとした隙間時間や寝る前のリラックスタイムにぴったりです。
この作品は、火星が地球に近づいた夜の小さな奇跡から、都市での心の冒険、さらには駄目なロボットによるオーケストラ、頑固な泥棒の物語まで、バラエティ豊かな内容が楽しめます。
手にしたくなる装幀
装丁にもこだわりが詰まっています。手に収まるサイズ感かつ、絶妙な重さと手触りが特徴。黒を基調としたデザインは、作品の深みを優雅に表現しています。読者は一度手に取れば、その美しさから手元に置いておきたくなることでしょう。
評価は高く、楽しみ倍増
初集『月とコーヒー』は、アマゾンでの評価が477レビューで4.2という高評価を得ており、読書メーターでも694件のレビューが寄せられています。本作には誰かに勧めたくなる不思議な魅力があり、その魔力は第2集でも健在です。
著者、吉田篤弘のプロフィール
吉田篤弘氏は1962年に東京で生まれ、多彩な作品を手掛ける作家です。小説執筆の傍ら、デザインやクラフトに関する作品も数多く発表しています。著作には『つむじ風食堂の夜』『それからはスープのことばかり考えて暮らした』など、多岐にわたるジャンルでの作品があり、彼の独特な視点と繊細な物語が、読者の心をつかんで離さないのです。
これからの読者に向けて
新しい短編集『月とコーヒーデミタス』は、読者に新たな発見をもたらすことでしょう。さまざまな小さな物語の中には、あなたの心に寄り添う作品が見つかるはずです。ぜひ一度手に取り、心温まる物語の旅に出かけてみてください。
書誌情報
- - 書名: 月とコーヒーデミタス
- - 著者: 吉田篤弘
- - 定価: 2,090円(税込)
- - 判型: 四六判変形上製
- - ページ数: 336ページ
- - 発売日: 2025年3月21日(金)
- - ISBN: 978-4-19-865983-7
この作品は間違いなく、あなたの人生に新しい色彩を与える一冊になることでしょう。期待が高まります!