アバター共生社会実証実験「アバターランド」の概要
安田不動産株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:安田守)が、株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)と連携して、アバター共生社会を実現するための実証実験「アバターランド」を開催します。本プロジェクトは、大阪大学の石黒浩教授のもと、ムーンショット型研究開発事業の一環として進められ、具体的には、遠隔操作型のロボットアバターやCGアバターを使った体験型実験を実施します。
実施の背景
「アバターランド」は、全国各地でのサイバネティック・アバター(CA)を活用し、地域の施設や店舗の案内、実証プロジェクトの紹介などを行う新たな社会実験です。この試みは、誰もが自在に活躍できる未来の社会の実現を目指すもので、多地点での連携を通じて様々な地域での可能性を探ります。
具体的な実施期間と場所
東京拠点
- - 実施期間: 2024年9月17日(火)~9月27日(金)
- - 会場: ワテラスコモン(1Fサロン、2Fギャラリー)、ワテラス館内(モールエントランス、オフィスエントランス)、ワテラス広場(9月27日のマルシェ期間のみ)
- - 実施時間: 11:00~16:00
大阪拠点
- - 実施期間: 2024年9月10日(火)~9月29日(日)
- - 会場: JAMBASE(大阪市北区グラングリーン大阪)
- - 実施時間: 10:00~16:00
東京拠点での取り組み
東京では、特にワテラスコモンを中心としたアバター活用の実証を行います。周辺施設での案内や地域マルシェにおいて、市民とのアバターとの交流を促進し、実験を通じた新しい街づくりのアイデアを探ります。さらに、このプロジェクトはワテラス学生専用マンション「ワテラススチューデントハウス」の入居者である学生の協力を得て進められます。彼らはボランティアとして実験をサポートし、次世代の社会づくりに貢献します。
アバター技術の詳細
サイバネティック・アバター(CA)とは、ただのロボットや映像表現にとどまらず、人間の身体的能力や認識能力を拡張する手段として浸透しており、Society 5.0における新たな可能性を引き出します。これにより、身体、脳、空間、時間の制約を超えた多様な表現が可能になります。
ワテラスについて
「ワテラス」は、「和」「輪」「環」をテーマにした複合施設であり、地域のコミュニティと連携しながら、多様な人々が交流できる場を提供しています。この取り組みは、地域活性化に寄与し、さまざまな人々のつながりを深めることを目指しています。
安田不動産の役割
安田不動産は、地域に根ざしたまちづくりを推進している企業であり、再開発や新たな社会実験を通じて、住民、および地域全体の発展に寄与していくことを目指しています。革新的な技術やサービスを活用し、新しい生活様式や商業モデルを模索していく中で、このアバター共生社会実証実験は重要なステップとなります。
今後、アバター共生社会の実現に向けた進展が期待される中、私たち一人ひとりがこの変革にどのように寄与できるかを考える時代が訪れています。