第一生命ホールディングスが目指す仕事と家庭の両立支援策とは

仕事とライフイベントの両立支援に向けた第一生命の施策

第一生命ホールディングス株式会社は、2024年5月から施行予定の育児・介護休業法改正を受けて、仕事とライフイベントの両立支援に向け、具体的な施策を導入します。この法律改正により、育児及び介護を支える環境を整え、社員が安心して働けるような体制の構築が求められています。

法改正の背景

育児・介護休業法の改正では、介護休暇の取得対象者の拡大や、労働者が介護に直面する前に早期情報を提供することが求められています。2024年4月には介護休暇取得者が広がり、10月には育児期（3歳以降）における柔軟な働き方を実現する措置が義務づけられます。これにより、家庭と仕事の両立の重要性が改めて浮き彫りになっています。

第一生命の具体的な取り組み

第一生命は、以下の2つの施策を10月1日より導入することで、仕事と家庭の両立を強力に支援します。

1. アーリーカムバック支援プラン

このプランでは、育児と仕事の両立を支援するため、復職を希望する社員に対して、育児関連サービスに利用するためのポイントが毎月5万円相当付与されます。このポイントは、ベビーシッターや家事代行の利用、西松屋やベビーザらスといった育児用品の購入にも使えるため、非常に実用的です。また、この制度の対象は、子供が1歳2ヶ月までにフルタイムで復帰した女性社員であり、復職月の翌々月から子供が満2歳に達するまでの期間にわたりポイントが支給されます。

2. 産育介休サポート手当

第二の施策として、育児や介護による長期間の休業を取得しやすくするために「産育介休サポート手当」が導入されます。この手当は、休職者の業務を代替またはサポートする社員に対して支給され、部長級の役職者が休暇を取得した場合、代替業務を行った社員に対して、業務負荷に応じた金額が分配されます。

こうした取り組みは、周囲の負荷を適切に軽減し、社員が安心して育児や介護に取り組める環境を整えることを大切にしています。