THK、精密ボールねじ「SDA-VZ形」の新ラインナップを発表!
THK株式会社がこの度、軸端末完成品・精密ボールねじ「SDA-VZ形」のラインナップを拡充したことを発表しました。これまでラインナップされていた151形番に加え、新たに79形番を追加し、全230形番を揃えることとなりました。
SDA-VZ形の特長
この精密ボールねじ「SDA-VZ形」は、ねじ軸の端末形状がサポートユニットに標準化された製品で、特に加工済みの軸端を採用することで、短納期での対応が可能です。今モデルの特徴は、高速使用が可能な点で、ボールを接線方向に持ち上げる方式を採用しているため、最高回転数が5,000min-1を実現しています。このことで、長期間の高速駆動でも安定したトルクを維持することができます。
また、コンパクトな形状を持つ「SDA-VZ形」は、従来の精密ボールねじと比較して外径比が最大30%小さくなっており、装置の高性能化と共に省スペース設計を実現しています。この特長は、特に限られた空間内での利用が求められる装置にとって大きなアドバンテージになるでしょう。
新たな79形番の追加
新たに追加された79形番は、ねじ軸径Φ15とΦ20の標準設計に対応しており、これまでコンパクトタイプのみのラインナップにDIN規格に基づく新たな形番を加えることで、さらなる多様なニーズに応えることが可能になりました。これにより、さまざまな装置や機械において「SDA-VZ形」が導入されるチャンスが広がります。
産業機械から精密機械まで
THKは今後も、一般産業機械から精密機械、高精度な工作機械に至るまで、幅広い装置の高性能化に貢献していく方針です。精密で安定した性能を提供する「SDA-VZ形」は、この目標に向けた重要な一歩となることでしょう。
ニュースリリースやプレスリリース
本件に関する詳細は、THK株式会社の
ニュースリリースおよび
プレスリリースをご確認ください。