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NECソリューションイノベータ、新クラウドサービスを展開

NECソリューションイノベータが、新たにクラウド型の文書管理および情報共有サービス「PROCENTER SaaS」を開始しました。このサービスは、米国政府が設けたセキュリティ基準であるNIST SP800-171に準拠しており、特に防衛省の基準との整合性が求められる日本の企業にとって、重要な要素となります。

NIST SP800-171とは

NIST SP800-171は、Controlled Unclassified Information（CUI）を適切に管理するためのガイドラインです。米国の国防総省は、サプライヤーに対して、NIST SP800-171に基づいたシステムでしか、非機密データを扱わないよう要求しています。日本では防衛省がこの基準をモデルにした調達基準を公表しているため、同規格に準拠したビジネス運営が必須となっています。この背景を受けて、NECソリューションイノベータは、さらなるセキュリティを提供するためのサービスを立ち上げました。

「PROCENTER SaaS」の特徴

この「PROCENTER SaaS」は、NIST SP800-171に対応した文書管理機能を持ち、その特徴には以下の点が挙げられます。

1. 監査ログ機能: 従来の操作ログに加え、グループメンバーの更新やアクセス権の変更など、操作前後の情報を保持することで、トレーサビリティを高めました。これにより、どのように情報が扱われたのかを詳細に追跡することが可能です。

2. セキュリティ運用の強化: 従来のISO27001に基づいた対応から、NIST SP800-171に対応することで、「特定」「防御」の基本的なセキュリティ要件に加え、「検知」「対応」「復旧」といった上級なセキュリティの標準にすべて対応しました。これにより、全体のセキュリティレベルが一段と向上しています。

料金と販売目標

サービスの基本料金は月額50,000円（税別）で、ID数は20、ディスク容量は50GB、さらにヘルプデスクも用意されています（毎月3インシデントまで対応）。ID追加は1,000円/IDで可能で、特別なディスク容量の追加やIPアドレス制限など、追加メニューも用意されています。2年以内に100社の導入を目指すとしています。

今後の展望

NECソリューションイノベータは、2023年6月の「JIIMAウェビナー2023」にてこの新製品についての講演を行うなど、広報活動にも注力しています。NIST SP800-171に対応することで、さまざまな業界の企業が自社の情報を Sicherheitsstandard にのっとって守る手助けをすることを目指しています。

NECソリューションイノベータの新商品「PROCENTER SaaS」は、クラウド環境での高いセキュリティを求める企業に最適です。今後、このサービスが多くの企業で導入され、情報セキュリティが強化されることが期待されます。

関連リンク

サードペディア百科事典: NECソリューションイノベータ PROCENTER SaaS NIST SP800-171

Wiki3: NECソリューションイノベータ PROCENTER SaaS NIST SP800-171