ワオ高校の生徒たちが全国大会で示した個性と実力に迫る

ワオ高校の活動ダイジェストVol.8

他人と違うからこそ、個が輝く

岡山県岡山市に位置する学校法人ワオ未来学園ワオ高等学校は、2021年に設立され、多様な個性を尊重しながら、実学と教養を通じて生徒を育てています。全国の仲間とつながり、対話を重ね、哲学を学ぶ環境にあり、卒業生はさまざまな進路へと羽ばたいています。近年、この学校の生徒たちは全国大会で目覚ましい成果を挙げ、個々の才能を発揮しています。今回は、ワオ高校の生徒たちの素晴らしい活躍やその背景について紹介します。

世界中高生中国語コンテストでの快挙

6月に東京都で行われた「第17回漢語橋世界中高生中国語コンテスト日本大会」では、ワオ高校の2年生、伊藤千紗さんが見事に3位を獲得しました。この大会は、中国語を学ぶ学生たちが参加するもので、優勝者は世界大会への道が開かれます。伊藤さんは、自身の夢や意見を中国語でスピーチし、中国文化に関する問題にも挑戦。それに加え、中国風の衣装をまとい、漢詩の朗読も行いました。この大会での経験を経て、彼女は夏には中国への短期留学を果たすなど、将来へ向けたステップを着実に踏んでいます。

全国卓球大会への挑戦

7月には、岡山市で開催された「全国高等学校定時制通信制体育大会第57回卓球大会」に、ワオ高校の卓球部から2名の選手が出場しました。岡山県大会でそれぞれ1位と3位を獲得し、全国大会へ進出する運びとなりました。彼らの居住地は長野県と徳島県で、全国各地から集まった選手たちと共に試合を楽しみました。2回戦で敗れたものの、互いに競い合い、コーチ役を務めるなど、充実した経験を積んでいました。

ロボットプログラミング競技会に挑む

同じく6月には、ワオ高校の2年生と3年生で構成された「Astro Samurais KFK」が「きぼう」ロボットプログラミング競技会に参加しました。この競技は、国際宇宙ステーションでの実験に関わる技術を競うもので、オンラインでプログラムを開発し、シミュレーターで技術を試しました。他校の大学生たちと戦う激戦を経た結果、上位入賞は逃しましたが、彼らは新たな仲間を加えて再挑戦する意欲を持っています。

哲学教育の重要性

ワオ高校は、生徒たちが多様な考えを持ち、柔軟に社会に貢献する力を育むことを重視しています。特に「哲学」を学ぶことで、自己の考えを深める力を養っています。このカリキュラムは、未来に向かう指針となる思考力を育むため、主体的に考える姿勢を促進しています。オンラインとリアルを融合させた学びの方式も採用し、全国からのつながりを大切にしながら、学びを深めています。