サイプレス受賞
2015-06-25 15:38:34
サイプレスのUSB Type-Cコントローラーが半導体・オブ・ザ・イヤーを受賞
サイプレスのUSB Type-Cコントローラーが栄光をつかむ
日本サイプレス株式会社が、USB Type-Cコントローラー「EZ-PD™ CCG1」と「EZ-PD CCG2」で、国内の電子デバイス業界専門紙が主催する「半導体・オブ・ザ・イヤー2015」の半導体デバイス部門において優秀賞を受賞しました。この賞は、2014年4月から2015年3月までの間に発表された数千の製品の中から、特に優れた123の製品および技術がノミネートされ、専門の記者による投票を経て選定されています。
サイプレスのEZ-PD CCG1およびCCG2は、急成長を見せるType-C市場の需要に応えるべく、高品質なソリューションを提供しました。この高い技術力が評価され、見事に受賞に至ったのです。
コントローラーの特徴
EZ-PD CCG1は、サイプレス独自のPSoC® 4 プログラマブルシステムオンチップアーキテクチャをベースにし、USB Type-C規格の迅速な吸収を可能にしました。このアーキテクチャにより、USB Type-C通信向けトランシーバーの統合をわずか数週間で行うことができました。その結果、ケーブル、電源アダプター、ノートパソコンなど、多様なUSB Type-Cアプリケーションに柔軟に対応できる設計が実現しました。
一方、EZ-PD CCG2コントローラーは、非常に薄い2.4mmのUSB Type-Cケーブルコネクタに最適化されています。USB Type-Cの各種用途を完璧にサポートし、3.3㎟の20ボールWafer Level Chip Scale Package (WLCSP)、14ピンのDFN、24ピンのQFNで提供されています。さらに、CCG2は、従来のデバイスに必要なすべての機能を一つのミニマムデザインに集約した初のプログラマブルソリューションです。
市場のニーズに応える成果
株式会社産業タイムズ社の代表取締役、泉谷渉氏は「サイプレスのUSB Type-Cコントローラーが、USB Type-C市場の未来に迅速に対応できる製品であると高く評価された結果が優秀賞に結びついた」とコメントしています。また、コントローラーの消費電力を最適化することでユーザーに快適な体験を提供できる点も評価されています。
サイプレスのUSB部門を統括するAjay Srikrishna副社長は、「EZ-PD CCG1とCCG2の受賞を非常に光栄に思います。これらの製品が、USB Type-Cの迅速な導入を促し、お客様に多くの利便性をもたらす証明となるよう尽力してまいります」と語っています。
USB Type-Cの進化
USB Type-C規格は、業界のトップパソコンメーカーから広く支持を受けています。その特徴として、小型化されたデザイン、使いやすいコネクタ、複数プロトコルのサポート、従来の7.5Wから向上された最大100Wの電力供給が挙げられます。さらに、この規格はわずか2.4mmの高さで、従来のUSB Type-Aコネクタの4.5mmから大幅にスリム化されています。これにより、USB信号、PCle、DP信号のトランスポートが一つのコネクタで可能となっており、その利便性が注目されています。
詳しい情報は、サイプレスの公式ウェブサイト(www.cypress.com/Type-C)をご覧ください。
会社情報
- 会社名
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サイプレス セミコンダクタ コーポレーション
- 住所
- San Jose, CA USA198 Champion Court
- 電話番号
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