台湾の介護イノベーションを考える国際会議に参加
2025年7月10日から11日の2日間、台湾新北市にて「2025 New Taipei City International Conference on Long-Term Care Innovation(2025長照創新國際研討會)」が開催されました。この会議には、株式会社善光総合研究所の代表、宮本隆史が参加し、介護分野における新たな技術と政策の革新についての議論が行われました。
イベントの概要
新北市は急速な高齢化に直面しており、介護政策においても革新が求められています。この会議では、国内外の専門家や政府の代表者が集まり、長期介護に関するさまざまな問題を話し合う場となりました。
特に1日目には、主催者である新北市長の侯友宜氏が出席し、新北市の高齢者人口が78万人に達し、その数が市全体の約20%を占めるという状況を背景として、長期介護政策の必要性を強調しました。
講演内容とテーマ
会議では、衛生福利部副部長の呂建徳氏、新北市衛生局長の陳潤秋氏などが登壇し、長期介護3.0の政策円と新北市の介護イノベーションに関する成果についても言及されました。また、グローバルな視点からは、オーストラリア、シンガポール、日本からの専門家が、「革新的なケア」「スマートテクノロジー」「地域ケア」という3つのテーマを中心に、それぞれの国での取り組みや成功事例について講演を行いました。
宮本代表の発表
特に注目されたのが、宮本代表が「スマートテクノロジー」というテーマで発表した内容です。彼は、日本におけるテクノロジーを活用した介護の実践事例を紹介し、国際的な介護の未来についての見解を示しました。日本での成功事例を通じて、介護の質向上に向けた新しい技術の導入がどのように進められているかを詳しく説明しました。
取り組みが向かう先
施策や技術の革新が進む中で、長期介護労働者の負担軽減やケア品質の向上を目的とした取り組みが強調されました。特に「スマートテクノロジー」に関連付けられる革新は、介護現場での業務効率化、データ活用、さらには住民の生活の質を向上させる新しい道を開く鍵となるでしょう。
まとめ
介護イノベーションに関する国際的な関心が高まる中、台湾新北市でのこの会議は、参加者にとって貴重な情報交換の場となり、今後の介護政策に大きな影響を与えることが期待されます。これからも、国際的な協力を通じて、高齢者が住みやすい社会を築くための努力が続けられることになるでしょう。今後の動向にも注目が集まります。