日本式トレーニングセンターがカトマンズにオープン
BLUE SKY JAPAN株式会社とフォーデイズ株式会社が共同で設立した「FORDAYS SSW Training Center」が、ネパールのカトマンズにオープンしました。これはネパール国内で初めての日本式の介護および外食業に特化したトレーニング施設です。日本式のノウハウが詰まったこのセンターは、ネパールの人材が日本で働くための実践的なスキルを身につける場となります。
トレーニングセンターの詳細
「FORDAYS SSW Training Center」は、カトマンズのSalesberry Tower Maharajgunjに位置し、フォーデイズ株式会社とBLUE SKY JAPAN株式会社が共同で運営しています。センターの特徴は、主に日本式の介護技術、食文化、接客マナーを実践的に学べるプログラムを提供している点です。参加者は日本語、日本の文化、スキルを統合的に学ぶことができ、即戦力としての能力を養うことを目指しています。
現状と設立の背景
現在、多くのネパールの労働者が日本での特定技能制度を利用し、就職を目指しています。彼らは日本企業から内定を受けた後、入国までの期間も有効に利用し、事前に必要な技能を身につけることを求めていました。このニーズに応えるため、BLUE SKY JAPANはネパール国内に日本式の実践的なトレーニングセンターを設立するプロジェクトを立ち上げました。ここでは、内定を得た候補者が実際に現場で通用するスキルを学ぶためのトレーニングが行われることになります。
外食業界のトレーニング
トレーニングセンターの中には、実際の日本料理店を模した外食トレーニングエリアが設けられており、ここでは一般のお客を招いて実地の営業を行いながら、調理技術と接客サービスを学ぶことができます。この取り組みによって、ネパールの人材は日本の外食業界で必要とされる「技」や「おもてなし」をしっかりと習得することができるのです。
介護技術の教育
介護分野のトレーニングは、日本から輸入した最新の介護用品や機材を使って行われます。センターでは、食事、入浴、排せつといった具体的なシミュレーションが実施され、入浴介護の実体験として介護ロボットを用いたトレーニングも行われます。これにより、参加者は実際の介護業務に即した知識と技術を身につけることができます。
日本式の介護研修を担当する講師には、長年にわたり介護現場での経験を持つ実力派の日本人が指導にあたります。実践ベースの教育を受けることで、彼らは日本の介護業界でも即戦力として活躍できるでしょう。
将来に向けた展望
今後は、宿泊業や建設業、自動車運送業といった他分野でも新たなトレーニングプログラムを導入し、教育・研修から就労後のサポートまで一貫して行う予定です。このような取り組みによって、ネパールの人材が日本で自信を持って働ける環境を提供し、多くの企業がネパールの人材を雇用しやすくなることを期待しています。BLUE SKY JAPANは、これからも人材育成に注力し、両国の架け橋となる活動を推進していくことでしょう。
お問い合わせ
本記事に関する問い合わせは、BLUE SKY JAPAN株式会社まで。