東美特別展2021について
2021年10月15日から17日までの期間、東京美術倶楽部にて、日本で最も歴史のあるアートフェア『第二十一回東美特別展』が開催されます。この特別展は、1964年に始まり、東京でのオリンピックにあわせて日本美術の魅力を外国のお客様に伝えることを目的としていました。今年は、その伝統を受け継ぎ、東京オリンピックの開催年に行われることとなりました。
美術業界の現在
近年、コロナウイルスの影響は美術業界にも波及しており、2020年の国内美術品市場は2363億円と、前年からおよそ8.4%の減少を見せています。アートフェアは、コロナ禍で大きな打撃を受けている美術業界にとって貴重なイベントとなり、多くの方にアートの魅力を広める機会になることを期待しています。
フェアの魅力
東美特別展は、国内有数の美術商が選び抜いた美術品を展示・販売する場です。特に、来場者は実際に作品を見て、触れることができるのが大きな魅力。自身の目で色合いや風合いを確かめることができるため、多くのコレクターや美術愛好家に支持されてきました。過去には美術館や博物館に収蔵された名品も多く出品され、傑作を目の前にできるチャンスです。
また、今回は学生を対象に無料での入場を実施し、より多くの人にartへの興味を持ってもらうきっかけを作ります。この取り組みが、美術業界の再生へと繋がることを願っています。
同時開催『美のまなざし』展
特別展に併せ、東京国立博物館に収蔵された10の名品を展示する『美のまなざし』展も開催します。こちらも見逃せない内容となっており、日本の美術をより深く理解するための良い機会です。
開催概要
- - 開催日: 2021年10月15日(金)〜17日(日)
- - 時間: 11:00〜19:00(最終日のみ17:00まで)
- - 会場: 東京都港区新橋6-19-15、東京美術倶楽部
- - 入場料: 一般3,000円(税込)、大学生・専門学生・高校生は無料
入場は当日に有効で、学生証や年齢が確認できるものを提示する必要があります。また、障がい者手帳をお持ちの方も無料で入場可能です。
イベントの開始とセレモニー
イベントの初日にはプレスビューとテープカットセレモニーが行われ、来場者はこの特別な瞬間を目の当たりにすることができます。取材を希望される方は、名刺を2枚持参の上、受付でお声がけください。
特設サイトも設けられており、詳細情報や出店者の情報はそちらから確認できます。ぜひこの機会に、日本美術の深い魅力を感じ、触れ合ってみてください。
東美特別展特設サイト