道の駅がさらに子育てしやすい場所に! 53台の授乳室寄贈がスタート
日本道路建設業協会(道建協)は、全国の道の駅をより快適な場所にしようと、一般社団法人全国道の駅連絡会と連携し、今年度新たに53台の授乳室を寄贈することを発表しました。
この取り組みは、国土交通省が推進する道の駅の「子育て応援」施設整備支援の一環として行われています。国土交通省は、道の駅の「地域センター」化を目指し、令和7年までにベビーコーナー保有率を50%超とする目標を掲げています。
道建協は昨年から簡易設置型授乳室の寄贈を開始しており、すでに45の道の駅で活用されています。お客様からの意見を反映し、安全性やプライバシー強化などの改良も加えられています。
さらに、今年の1月に発生した能登半島地震では、移設可能な簡易設置型の授乳室へのニーズが高まりました。そのため、今回の寄贈では、授乳室が整備されていない道の駅を優先的に選定し、災害発生時の防災転用にも対応できるよう配慮されています。
道建協は、今後3年間で全国の道の駅に合計150セットの授乳室を寄贈する予定です。
寄贈式典が栃木県壬生町で開催
今年度の寄贈開始を記念して、7月17日(水)に栃木県壬生町の道の駅「みぶ」で授乳室寄贈式が開催されます。式典には、栃木県壬生町の小菅一弥町長や道の駅「みぶ」未来館の矢川己三男館長をはじめ、国土交通省関東地方整備局、宇都宮国道事務所、道建協、全国道の駅連絡会の関係者が出席予定です。
授乳室の仕様
寄贈される授乳室は、簡易設置型で、幅1,900mm、奥行き1,040mm、高さ1,950mm、重さ20kgです。内部にはカーテンで仕切られたスペースがあり、大型ピクトグラムや表示プレート、施錠付扉、スライド式ロックバーなどの機能が備わっています。
道の駅をより快適に、より安全に
今回の授乳室寄贈は、道の駅をより子育てしやすい場所にするだけでなく、災害発生時の備えとしても役立つ取り組みです。道建協は、今後も全国の道の駅を支援し、快適で安全な空間を提供していくことを目指しています。
【問い合わせ先】
授乳室・授乳チェア関連:一般社団法人日本道路建設業協会三平(ミヒラ)
TEL:03-3537-3056
HP: http://www.dohkenkyo.or.jp/
道の駅関連:一般社団法人全国道の駅連絡会 事務局品田(シナダ)
TEL:03-5621-3188
HP: https://www.michi-no-eki.jp/