金沢のいのち球
2025-04-03 17:52:59

金沢発!廃棄物から生まれた「いのち球」が万博でお披露目

金沢発!「いのち球」モニュメントが万博に登場



2025年の大阪・関西万博に先立ち、金沢に新たなシンボルが誕生しました。その名も「いのち球」。直径3.5m、高さ5mのこのモニュメントは、河森正治プロデューサーの手によって生み出されたアート作品です。お披露目は2025年4月3日、金沢にある「いのちめぐる冒険」パビリオンの前で行われました。

いのち球の誕生背景



この「いのち球」は、廃棄されたPCや携帯電話から回収した金属を用いて製作されています。リサイクル担当をしたミナミ金属株式会社の岡村淳氏は、約20万個の携帯電話から集めた金属が使用されたと説明しました。「都市鉱山」と呼ばれる手法でつくられた金箔が、金銀の配合の微調整によりシャンパンゴールドの色合いになっています。

モニュメントの設計には、全ての生物が平等であるというメッセージが込められています。モニュメントには、ゾウやクジラ、樹木、キノコなど多様な生き物が描かれており、生命の尊厳と生物多様性を象徴しています。

河森正治と協賛パートナーによる制作



お披露目会には、河森正治氏をはじめ、多くの関係者が出席しました。彼は「金沢で金箔を貼る思い出も特別でした。特にオオサンショウウオに貼った金箔をぜひ見てほしい」と語りました。また、金箔貼り作業を担当した株式会社箔一の浅野達也氏は、「日本の伝統美が詰まったモニュメントになるよう、誠心誠意を尽くしました」と話し、作品への強い愛情を見せました。

製作過程と美しさの秘密



いのち球に使用された金箔は、職人の手仕事によって10,000分の1mmの薄さに仕上げられ、一枚一枚が精巧に貼りこまれています。モニュメントの表面には特有のしわや金箔の境界が残され、エイジング加工を施すことで、奥行きのある輝きを生み出しています。金箔の美しさが際立つ中で、いのち球は金沢の新しい風景になっていくことでしょう。

さらなる展開とプロジェクト



「いのち球」の展示に続き、今後のイベントも目白押しです。特に、2024年秋から始まるプロジェクトでは、250万件の生態系データ収集を目指す「いきもの探しはデカルチャー!」が強化される予定です。

また、河森正治プロデューサーがデザインした「いのち球」のフィギュアも登場し、アニメ界の巨匠である河森氏の造形美を体感することができます。さらに、バイオームによる「超時空クイズ」や家族向けの体験空間も設けられ、参加者は楽しみながら学ぶことができる内容が充実しています。

記念すべき味覚も



そして、万博内では金沢名物「いのち玉」と称したお好み焼きも登場予定です。これは、いのち球のコンセプトを引き継いだ新たな試みであり、多様な食材が生かされる一品となります。

まとめ



このように、金沢で誕生した「いのち球」は、単なるモニュメントにとどまらず、未来を見据えたさまざまなプロジェクトと連携しながら、新たな価値を創造しています。これからも「いのち球」に注目し、関わる人々の情熱や技術を感じてみてはいかがでしょうか。実際のモニュメントを目にする機会は、万博を通じて大切な経験となることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社Vector Vision
住所
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