砥部陶石の未来を切り開く!WHETSTONE RESEARCHの挑戦
愛媛県に位置する砥部町は、伝統的な工芸品である砥部焼の産地として知られています。その根底には、砥部陶石という重要な資源があります。この陶石は、砥部焼の制作に欠かせないものであり、地域経済の基盤を形成しています。しかし、2025年10月に採掘事業が停止した際、砥部陶石の供給が危ぶまれる事態が発生しました。これにより、産地や窯元、さらには地域の人々が抱える課題も深刻化しました。
そんな中、先日開催された砥部焼共同組合の臨時総会において、砥部陶石の事業の取得や継承に向けた方針が固まりました。この動きは、地域における産業の維持に向けた大きな一歩となります。ここに登場するのが、私たち「WHETSTONE RESEARCH(ウェットストーンリサーチ)」、通称WSR(ダブルエスアール)です。
WHETSTONE RESEARCHの背景と目的
WSRは、砥部陶石に関する調査と研究を10年以上にわたり行ってきました。その成果を基に、砥部陶石を安定供給することを目的とした活動を進めています。そして、2025年7月に任意団体を設立し、将来的にはNPO法人化を目指しています。私たちの活動は、単なる資源の確保だけではなく、砥部焼や陶石の知識を共有し、地域全体を支えることに重きを置いています。
地域とともに進む活動
WSRの活動は、地域のニーズに応じた持続可能な方法で砥部陶石を利用することが求められています。これは、地域の人々との対話を通じて実現されるべきものです。また、私たちは、砥部陶石の採掘や原料化に関する実践的な研究を進め、世代を超えてその知識を受け継ぐことも目指しています。
WSRの発起人は、泉本明英、岡部修三、日野達真、宮崎達朗の4名で、彼らの経験やネットワークを活かして地域に貢献しようとしています。私たちの活動は、砥部陶石の愛好者や関係者、さらには一般の地域住民にとっても重要な意味を持っています。
一緒に未来を築くために
2025年、私たちは地域資源としての砥部陶石の持続的利用を目指し、取り組みを本格化させます。私たちの目指すところは、地域の未来を見据えながら、砥部焼や陶石の持つ価値を深く掘り下げ、豊かにすることです。
私たちWSRは、多くの関心を持つ方々と情報を共有し、可能性を広げていくことを期待しています。地域の宝である砥部陶石を次の世代に受け継ぎ、価値あるものとして引き継ぐことが私たちの使命です。
問い合せは、
[email protected](担当:日野)にて受け付けています。今後も地域と共に歩んでいくこの活動にぜひご注目いただきたいと思います。