Yahoo! JAPANがDynatraceを導入しクラウドアーキテクチャを強化

Yahoo! JAPANとDynatraceが手を組む



Yahoo! JAPANは、ソフトウェアインテリジェンスカンパニーであるDynatraceのAIを活用したプラットフォームを採用し、クラウドネイティブなアーキテクチャへの移行を加速させています。これは、月間約4800万のログインユーザーに対して提供するさまざまなウェブベースのサービスを支えるための重要なステップです。

Yahoo! JAPANは、インターネットショッピング、ニュースサイト、オンライン検索など100種類以上のサービスを運営しており、月間760億回以上のページビューを記録しています。このように複雑なシステム環境では、パフォーマンスの維持が難しくなります。そのため、アプリケーションの関係性やパフォーマンスを可視化するソリューションが必要不可欠だと、Yahoo! JAPANの戸成拓也氏は説明します。

「イノベーションを推進し、開発効率やシステムのレジリエンスを向上させるため、当社はクラウドネイティブなアーキテクチャに移行しています。しかし、システムの複雑化に伴ってパフォーマンスを維持するのが難しくなっていました。そこで、Dynatraceのソリューションを導入しました」と氏は述べています。

この導入により、Yahoo! JAPANは複雑なクラウド環境のパフォーマンスをリアルタイムでモニタリングし、問題が発生した際には根本原因分析も実施できるようになります。戸成氏は、DynatraceのAIエンジンであるDavisが提供するデータが、ユーザーに優れたデジタルエクスペリエンスを提供するために不可欠であると確信しています。

Dynatraceの機能が特に評価されています。自律的に監視し、動的に変化する環境に対応する能力が、マイクロサービスの健全性やパフォーマンスをモニタリングする上で効果的です。「トライアルを通じて、必要な機能が十分に提供されることを確認し、Dynatraceを選びました」と戸成氏。

変革をもたらす共助



Dynatraceの森田栄治氏も、両社の協力によって「マーケットを変革するNoOpsアプローチが実現可能だ」と述べています。迅速なスケーリングと、クラウド内での高い信頼性を目指し、今後も連携を強化していくつもりです。

2023年10月17日には、東京都内で開催されるイベント「PerformGo! Tokyo」において、Yahoo! JAPANのクラウドネイティブへの取り組みやDynatrace導入の詳細について講演が行われます。

「既存のAPMツールやオープンソースソフトウェアなどを検討しましたが、Dynatraceの進化した機能が我々にとって理想的でした。この連携が、ユーザー体験の向上に繋がると信じています」と戸成氏は話します。

デジタルエクスペリエンスの向上へ



Dynatraceは、ソフトウェアインテリジェンスを提供することで、エンタープライズクラウドの複雑さを軽減し、デジタルトランスフォーメーションを加速させます。また、クラウドネイティブなアプリケーションのモニタリングだけでなく、使用者が求めるデジタル体験の向上にも重きを置いています。

もしDynatraceのサービスに興味があるなら、公式ページからトライアルを申し込んでみると良いでしょう。15日間無料で体験することが可能です。さらに、公式ブログやTwitterで最新情報を確認することができます。

会社情報

会社名
Dynatrace合同会社
住所
東京都港区虎ノ門4-3-20神谷町MTビル14階
電話番号

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