日タイ宇宙協力の新たな一歩
2026年6月24日、タイのバンコクにおいて日本の経済産業省とタイ高等教育・科学・研究・イノベーション省による「低軌道衛星コンステレーションに関する日タイ共同調査を実施するための協力覚書(MOC)」の調印式が行われました。この重要な式典に、光量子コンピュータの研究開発を行うOptQC株式会社の取締役CTO、アサバナント・ワリット氏が招待され、記念スピーチを行う機会を得ました。
調印式登壇の背景
タイ王国のヨッチャナン副首相は、「宇宙」「半導体」「量子」など先進的な科学技術分野の発展を促進するための戦略を掲げています。今回の調印式は、両国間の宇宙産業分野での具体的な協力を進めるために設置されたもので、日本の宇宙開発に関与するスタートアップ企業や政府関係者が集まりました。この節目に、光量子コンピュータの第一人者であるワリット氏がこの場に立ち、重要なメッセージを発信しました。
ワリット氏のスピーチ内容
ワリット氏は、協力覚書の締結を祝し、英語とタイ語で感謝の言葉を述べました。彼は、タイの国費留学生として日本で学び、東京大学での研究経験を通じて光量子コンピュータの重要性を強調しました。彼にとって、日本とタイの技術的な連携が大きく進展する瞬間に立ち会えることは喜びであると述べました。
彼はさらに、宇宙や半導体、量子といった主要技術が国際競争力を強化するために不可欠であることを強調し、特にAI普及がもたらすデータセンターの電力消費の問題に言及しました。ワリット氏は、常温・常圧で機能する光量子コンピュータが、次世代の計算基盤としての可能性を秘めていると述べました。具体的には、衛星内での情報処理や量子暗号によるセキュリティ確保など、宇宙技術にも利益をもたらすとの見解を示しました。
OptQC株式会社の役割
OptQCは、東京大学の研究を背景に光量子技術を用いた計算基盤の提供を目指すディープテックスタートアップ企業です。設立されたばかりですが、そのビジョンと研究開発の実績は注目に値します。光量子コンピュータ技術は、今後の産業発展において欠かせないものとなるでしょう。
ワリット氏は、沖縄野外の日本企業との連携が日本の高い研究開発能力をグローバル市場に結びつける鍵であるとし、他国との協力を通じて更なる成長を遂げる意向を示しました。少しずつ進化するこの技術は、国際的な協力を推進する上で大いに寄与することが期待されます。
まとめ
日タイ宇宙産業の未来は、これからの新たな技術協力によって築かれるでしょう。出席者全員の士気を鼓舞しながら、光量子コンピュータの新たな可能性を示したワリット氏のスピーチは、今後のさらなる挑戦を鼓舞するものでした。私たちは、OptQC株式会社が推進する革新的な技術に期待を寄せていきたいと思います。