岐阜県池田町の温泉再生プロジェクト、ふるなびで寄附受付開始

岐阜県池田町の温泉再生プロジェクト

岐阜県池田町が、ふるさと納税サイト「ふるなび」を介して新たなクラウドファンディングプロジェクトの寄附を受け付けていることが発表されました。このプロジェクトは、「地域の宝を守れ！池田温泉再生プロジェクト」と名付けられ、地域の重要な資源である温泉を再生・活性化させることを目的としています。

温泉の歴史と変遷

池田温泉は1996年に町営として創業し、新館が完成した2003年には年間約64万人が訪れるる人気の施設となりました。しかしながら、2020年度に発生した新型コロナウイルスの影響により、入浴者数は約20万人まで減少。その後も2023年度には約30万人と、回復が非常に遅れている状況です。また、2023年には燃料費や人件費が高騰し、老朽化による修繕費も増加し続けています。このような理由から、2018年度からは慢性的な赤字経営が続き、早急な対策が求められています。

プロジェクトの目的

池田町は、経費削減を図りながら、今年度から池田温泉再生プロジェクトに取り組んでいます。そして令和7年6月には、カンダまちおこし株式会社との協定を結び、共同で再生策を進めていくことになりました。具体的な取り組みとしては、薬草サウナに関わる施設整備が挙げられます。これにより新たなくつろぎスペースを創出し、訪れる人々により良い体験を提供することが目的です。

ふるさと納税からの寄附金の使い道

寄附金は、薬草サウナの実施を目的とした施設整備に活用されます。このプロジェクトの進行により、池田温泉は地域の特徴を生かした新たな魅力を持つ観光地へと生まれ変わることが期待されています。さらに、この取り組みは赤字経営の解消のみならず、温泉を訪れる観光客の増加を目指しています。

岐阜県池田町について

池田町は、木曽三川によって形成された濃尾平野の最北端に位置し、西には924メートルの池田山がそびえています。町の総面積の約1/3は森林で構成されており、東側には揖斐川が流れる自然に恵まれた地域です。名産品としては、シナモン風味の求肥生地が特徴の「肉桂餅」や、岐阜県を代表する「飛騨牛」が有名です。

ふるさと納税サイト「ふるなび」について

「ふるなび」は、全国の市町村に寄附を集め、地域活性化を図るためのふるさと納税サイトです。寄附者の利用満足度を高めるため、様々なサービスを提供しており、寄附額に基づいて得られる「ふるなびコイン」の交換先も拡充しています。同サイトでは、提携施設が8,000以上に達するポイント型返礼品「ふるなびトラベル」など、利便性の向上を目指し続けています。