三郎丸蒸留所のウイスキー、WWA2025で部門最高賞を獲得

三郎丸蒸留所が国際ウイスキーコンテストで受賞

富山県砺波市にある若鶴酒造株式会社の三郎丸蒸留所が、イギリスのウイスキー専門誌『ウイスキーマガジン』が主催する「ワールド・ウイスキー・アワード2025（WWA2025）」で見事に部門最高賞を受賞しました。このコンテストは、世界中から集まったウイスキーが競い合うもので、各国の専門家が厳正な審査を行います。

受賞した商品

三郎丸蒸留所は、以下の２商品で部門最高賞を取得しました：

- シングルモルト三郎丸Ⅳ THE EMPEROR Cask Strength（金賞）
- シングルモルト三郎丸真・女神転生Ⅴ Vengeance Type:Lucifer ＃210160（金賞）

加えて、シングルカスクのシングルモルトでは銀賞を取得した他、ブレンデッドノンエイジの部門でも銀賞を受賞したことが発表されています。

ワールド・ウイスキー・アワード（WWA）とは

「ワールド・ウイスキー・アワード」は、22部門にわたるウイスキーの国際コンテストです。世界中からエントリーされたウイスキーが専門家のブラインドテイスティングによって評価され、最終的に1品が部門ごとに選出される仕組みです。特に、部門で最高の評価を受けたウイスキーには「ワールド・ベスト」という称号が与えられ、これが発表されるのは毎年3月のことです。

三郎丸蒸留所の歴史と哲学

三郎丸蒸留所は、1952年に製造を開始し、以来「スモーキーな香り」に特化したウイスキー作りを続けてきました。地元に根ざしながら、伝統と革新を織り交ぜ「The Ultimate Peat」を掲げる彼らのウイスキーは、地域の特性を生かしたものです。

2017年には設備を改修し、世界初の鋳造製蒸留器「ZEMON」を導入しました。この革新的な取り組みにより、三郎丸のウイスキーは更なる進化を遂げてきました。毎年、その年の原料で作られたシングルモルトシリーズは、味わいの違いや進化を楽しむことができます。