電通が生成AIを駆使し新しいゲーム体験「TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2025」に出展

電通が「TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2025」で魅せる新たなゲーム体験

株式会社電通は、2025年3月8日と9日の2日間、東京・吉祥寺で開催される『TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2025』において、生成AIを活用した新しいゲームを発表します。このイベントは、インディーゲームのクリエイターたちが集結し、最新の作品を紹介し合う場として注目されています。

新しいゲームのラインナップ

電通が出展するゲームは、特に注目の2作品です。ひとつはPC用カードゲーム『Verse of Birth（バースオブバース、通称バスバス）』で、もうひとつはミステリーノベルとクイズゲームを融合させた『噺の話（はなしのはなし）』です。両作品ともに、生成AIの先進的な技術を活用しており、これまでにない体験を提供してくれます。

Verse of Birth

『Verse of Birth』は、アドビの支援のもと開発されたカードゲームです。プレイヤーが入力したテキストに基づき、AIがモンスターの見た目やスキルを自動生成します。具体的には、Adobe FireflyとOpenAIのGPT-4oを組み合わせることで、プレイヤーは誕生の詩を入力し、その書き込みに応じたモンスターが手札として生成されます。この革新的なシステムにより、攻略の幅が広がります。

噺の話

『噺の話』は、プレイヤーがキャラクターに質問を投げかけ、物語の真相を解明していく謎解きゲームです。この作品もまた、OpenAIのGPT-4oを使用しています。プレイヤーは「はい」か「いいえ」の2択を通じて物語を進めていくことになります。独自のキャラクター描写を実現するために、AIを駆使したシステムが組まれています。

その他のゲーム

電通は他にも3つのゲームを開発しています。『じゃあお前がヒーラーやってみろ（JOHY）』では、プレイヤーはヒーラーとして仲間をサポートし、戦略を考えながら進行します。また、スケジュール調整をテーマにしたパズルゲーム『Scheduler』も、ビジネスパーソンのスキルを磨く要素が盛り込まれています。

マーケティング領域への影響

電通は、ゲームがもたらすクリエイティブな体験を通じて、顧客企業の事業成長へと貢献していく方針です。マーケティングにおけるゲームの活用が進む中で、生成AIを基盤とした新しい価値を提供することを目指しています。

イベント詳細

『TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2025』は、吉祥寺の武蔵野公会堂など複数の会場で行われる予定です。初日はビジネスデイで、2日目は一般公開日となります。この機会に新しいゲーム体験を楽しむためにも、ぜひ足を運んでみてください。

本イベントは、電通のクリエイティブチームである「デンツウゲームセンター」によって企画され、約200人のクリエイターが参加しています。今後も新たなゲームの開発に力を入れ、さらなるイノベーションを期待したいところです。