アラブ首長国連邦にて国際郵便事務局長選挙が行われ再選された目時氏

万国郵便連合（UPU）国際事務局長選挙の結果

2025年9月8日から19日にかけて、アラブ首長国連邦のドバイで開催されている第28回万国郵便大会議において、現地時間の9月18日に次期UPU国際事務局長の選挙が実施されました。その結果、我が国から立候補した現職の目時政彦（めときまさひこ）氏が再選を果たしました。

1. 選挙結果

今回の国際事務局長選挙においては、目時氏以外に立候補がおらず、大会議に参加した加盟国からの満場一致で信任され、再選を受けることとなりました。これは、目時氏がこれまでの任期中において示したリーダーシップと業績が高く評価された証とも言えるでしょう。彼は、国際郵便の発展に対する強いコミットメントと、加盟国間の協力を深めるための方策を打ち出してきました。

2. 今後の展望

目時氏は2026年1月より、国際事務局長の2期目を迎えることになります。彼の任期は2029年12月末まで続き、この間、国際郵便分野での専門家としての知見や豊富な経験を活かし、UPUの機能強化や財政の健全化に向けた改革に取り組むことが期待されています。特に、デジタル化の進展や持続可能な郵便サービスの提供に向けて、加盟国と共にバランスの取れた政策を推進していく計画です。

我が国としても、目時氏のリーダーシップを全面的に支援し、UPUを通じて国際郵便の分野での発展に寄与していく方針です。国際的な郵便サービスの向上は、国境を越えた人々の交流やビジネスの活性化にもつながる重要な課題です。

3. 目時政彦氏のプロフィール

目時政彦氏は、長年にわたり日本の郵政行政に携わってきたエキスパートであり、UPU国際事務局長として様々な国際的な郵便問題に対処してきました。彼の経歴は、経済政策や国際協力の分野に於いて多岐にわたり、特に国際郵便の運営においての専門性が高く評価されています。彼の努力によって、UPUは加盟国間の円滑な連携を促進し、世界中の人々に対する郵便サービスがさらに向上することに寄与しています。

この再選を契機に、目時氏がどのようにUPUの発展をリードし続けるのか、今後の動向が注目されます。国際郵便サービスの未来が、彼の手に託されています。