世界最高画素CMOS
2025-01-22 13:26:26

キヤノン、世界最高画素数を誇る新CMOSセンサーを発表!

キヤノンが開発した4.1億画素のCMOSセンサー



キヤノンは、35mmフルサイズにおいて世界最高画素数を誇る4.1億画素のCMOSセンサーを新たに開発しました。解像度は24K相当で、フルHDの198倍、8Kの12倍に相当するため、広範囲を撮影しても画像の鮮明さが失われることはありません。

このセンサーは、監視や医療、産業用途など多様な分野での利用が期待されています。特筆すべきは、通常中判以上のイメージサイズで用いられる超多画素CMOSセンサーにあたる本製品が、35mmフルサイズで実現されている点です。これにより、既存のフルサイズセンサー用レンズとの組み合わせが容易になり、撮影装置のコンパクト化が可能になります。

超高速な信号読み出し性能



4.1億画素という膨大な画素数を持つセンサーは、一般的に信号処理において遅延が生じやすいという課題を抱えていますが、キヤノンはこの問題の解決に挑んでいます。新開発のCMOSセンサーでは、画素部分と信号処理部分を組み合わせた裏面照射積層構造を採用。これにより、毎秒32億8,000万画素という驚異的な信号読み出し速度を達成しました。結果、毎秒8コマの高フレームレートでの動画撮影が可能となります。これにより、動きの多いシーンでも鮮明で滑らかな映像を提供します。

4画素加算機能で明るい動画撮影



また、隣接する4画素を統合してひとつの画素として扱う「4画素加算機能」を持ち、これにより感度が向上します。使用することで1億画素で毎秒24コマの滑らかな動画を撮影することができ、特に暗い環境でも質の高い画像を得ることが可能です。

キヤノンは、長年のイメージング技術のリーディングカンパニーとしての経験を活かし、優れたCMOSセンサーの開発だけでなく、わずかな光での撮影が可能なSPADセンサーなども手がけています。

未来の技術展開に期待



キヤノンは今後も技術の革新を進めており、2025年1月にサンフランシスコで開催される世界最大級の光学・フォトニクス関連展示会「SPIE Photonics West」では、この新しいCMOSセンサーが参考出展される予定です。技術の進展が社会の変革を促し、さらなる可能性を開くことでしょう。

この新開発のCMOSセンサーがもたらす未来への期待は大きく、様々な領域での応用が待たれるところです。


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会社情報

会社名
キヤノン株式会社
住所
東京都大田区下丸子3-30-2
電話番号
03-3758-2111

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