2025年参院選に向けた意識調査結果
2025年7月、参議院選挙に対する国民の意識調査が実施され、興味深い結果が浮かび上がりました。選挙ドットコムとJX通信社の共同調査によるこの意識調査は、7月12日と13日の2日間にわたり、日本国内の18歳以上の年代を対象に行われました。
調査方法と実施概要
調査は、電話とインターネットの両方を使用したハイブリッド方式で実施されました。電話調査は991件、インターネット調査は1,148件の有効回答を得ました。各結果は小数第2位以下は四捨五入して発表されています。
参議院選挙で重視する政策
最初の質問は、「あなたが、今回の参議院選挙で重視する政策は何ですか?」というものでした。選択肢には「物価高対策」「教育・子育て」「外国人受け入れ」などが含まれていました。
調査結果
- - 電話調査: 「社会保障(年金・医療・介護など)」が35.0%で最も多く、次に「物価高対策」が31.9%という結果になりました。
- - ネット調査: 「物価高対策」が53.1%で最も多く、続いて「社会保障」が15.1%という結果です。
この結果から、電話とネット双方で人々が重視している政策に共通点があることが見て取れます。
投票先決定の参考メディア
次に、投票先を決定する際に最もよく参考にするメディアについて尋ねられました。
- - 電話調査: 「新聞」が32.8%、次いで「テレビ」が31.2%でした。
- - ネット調査: 「テレビ」が33.4%、続いて「インターネットニュース」が20.6%。
この結果からも、多くの人々がテレビの情報を重視していることが明らかです。一方で、「選挙情報サイト」はどちらの調査でも3%台と、まだ普及途上です。
参考にするネット情報
次の質問は「インターネット上で最も参考にする情報は何ですか?」でした。
- - 電話調査: 「政党や候補者のホームページ・ブログ」が16.5%、次いで「インターネットニュース」が14.7%となりました。
- - ネット調査: 「インターネットニュース」が26.7%、そして「インターネットは利用しない」が19.5%。
ここで、リテラシーが重要であることも強調されています。ネット上の情報には真偽不明のものも多く、ユーザーは慎重にそれを取り扱う必要があります。
投票先を決めるタイミング
最後の質問として、投票先の決定タイミングが挙げられました。
- - 電話調査: 「投票先を決めたが、期日前投票はしていない」が42.6%と最も多く、
- - ネット調査: 「まだ決めていない」が43.4%を占めました。
投票日である7月20日まで、わずか数日しか残っていません。選挙は重大な選択の場です。じっくり考えた上で、自分の意見を票として示すことが求められます。この一票が未来を変えるかもしれません。
まとめ
今回の調査結果は、選挙に対する市民の考えを浮き彫りにしました。物価高や社会保障といった問題が重視されている中、情報源としてのテレビの影響力が強いことがわかりました。これらの知見を元に、自分自身の投票行動に役立てていきましょう。ただし、ネット情報は慎重に選び、真実を見極める姿勢も大切です。
さらなる詳細は、
選挙ドットコムの公式ページをご覧ください。