東陽テクニカが新たな計測部を設立
株式会社東陽テクニカは、2024年10月1日付で、新たに「eモビリティ計測部」を設立し、電動化や空飛ぶクルマの計測技術を強化していくことを発表しました。これにより、自動車産業のカーボンニュートラルに向けた取り組みを支援し、新たなモビリティ社会の実現に貢献する姿勢を明確にしています。
市場の変化に対応した新たな部門
自動車産業は、環境に配慮した脱炭素化が進む中で、電動車両の普及が求められています。特に電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)といった新しいモビリティの登場により、これらの性能向上や航続距離の延伸が不可欠です。
さらに、空飛ぶクルマとして期待されるeVTOL(電動垂直離着陸機)は、新しい移動手段として注目されています。この技術は航空機の技術評価とも深く関わり、未開の分野であるため、計測技術も重要な役割を果たします。
東陽テクニカは、これらの市場の変化に応じ、新たに設立したeモビリティ計測部を通じて、最新の計測ソリューションを提供することを目指しています。
新技術の開発と提供
東陽テクニカは、eモビリティ計測部で独自の計測ソリューション「電動推進システム評価ベンチ」を開発しています。これは、eVTOL用の模擬機体「アイアンバード」を用いて操縦システムの性能を試験するためのシステムで、実際に飛行する際の性能を仮想的に評価することが可能です。
この取り組みにより、空飛ぶクルマの分野での技術評価をスムーズに進め、さらなる技術革新を実現することが期待されます。加えて、部門の目標売上高については、11月に発表予定の新中期経営計画で明らかにされる予定です。
未来に向けた全社的な努力
東陽テクニカは、電動化や新たなモビリティの技術革新に向け、組織全体で貢献していく方針を示しています。脱炭素化や先進モビリティの性能向上を図ることで、持続可能な未来の実現に寄与することが目指されています。
同社の公式ウェブサイトでは、eモビリティ計測部に関する詳細情報が掲載されています。今後の動向に期待が寄せられています。
会社概要
東陽テクニカは、最先端の計測技術を提供するリーディングカンパニーです。脱炭素エネルギー、先進モビリティ、情報通信、EMC(電磁環境両立性)などの分野で卓越した技術力を持ち、最新の測定ソリューションを提供するとともに、自社製品の開発にも力を入れています。
また、新規事業投資やM&Aを通じて国内外での事業拡大を目指し、安全で環境に優しい社会作りに貢献しています。
詳細な情報は、
株式会社東陽テクニカのウェブサイトをご覧ください。