日本とインドが手を取り合う!第2回日印道路技術セミナーの成功
日印の技術協力、海上道路建設を探る
2023年9月4日、インドのムンバイで「第2回日印道路技術セミナー」が開催されました。本イベントは国土交通省が主催し、ムンバイ都市圏開発庁などが共催として参加しました。このセミナーの目的は、日本とインド両国の道路及び橋梁分野における技術交流を促進し、具体的なプロジェクトの形成につなげることです。
セミナーの背景と目的
日本とインドは、道路網の発展において共通の課題を抱えています。特に、インドにおける都市部の交通渋滞やインフラの老朽化が深刻なため、先進国の技術が求められています。そこで開催されたこのセミナーでは、「海上道路建設・維持管理」というテーマを中心に情報を共有し、今後の具体的な案件形成を図ることが目的です。
セミナーの内容
約50名が出席した今回のセミナーで、日本側は国土交通省の大臣官房審議官や、数社の企業からの発表が行われました。インド側からは、ムンバイ都市圏開発庁のChief Engineerであるヤティン・サーカルカル氏やマハラシュトラ州道路公社の職員から、ムンバイ沿岸海上道路のプロジェクトについての説明がありました。
セミナーの冒頭では、ムンバイ都市圏開発庁から海上道路(Uttan-Virar Sea Link)の構想や計画が紹介され、日本側は道路の長寿命化施策についての講演を行いました。さらに、日本の企業5社がそれぞれの技術や実績を共有し、参加者同士が意見交換を行いました。
技術交流の重要性
このセミナーを通じて、両国は道路技術に関する情報を交換し、具体的なプロジェクトへの展開を確認しました。特に、日本が誇る技術力を活かすことで、インドのインフラ整備に貢献できる可能性が広がっています。スラッジ処理や橋梁の耐久性向上など、技術面での協力が期待されています。
現場視察
セミナー終了後、参加者はマハラシュトラ州道路公社の指導の下、建設中の海上道路(Versova-Bandra Sea Link)の工事現場を視察しました。この視察は、実際の施工現場を見ることで技術理解を深める貴重な経験となりました。
今後の展望
日本とインドの両国間での技術交流は今後も続くことが明言され、予定されているプロジェクトがさらに射程を広げることが期待されます。具体的には、参加企業が地域のニーズに適した技術を提供し、インフラ整備を加速する試みが進められます。
最後に、国土交通省は引き続き、両国間の協力関係を強化し、道路・橋梁分野での国際的な技術交流を推進する方針を打ち出しています。