近畿大学がオンライン説明会を通じて支援情報を発信
近畿大学附属高校・中学校が、経済的な理由で教育を受けるのが難しい生徒たちに光を灯す「子どもの未来サポートプラン」を提供します。このプランは、2025年9月12日(金曜日)に大型のオンライン説明会が予定されています。この説明会は、認定NPO法人キッズドアとのパートナーシップによって実現し、全国の困窮家庭に向けた貴重な情報を提供することを目的としています。
支援プランの概要
「子どもの未来サポートプラン」は、近畿大学が運営する特定の附属学校において、入学金や授業料、寮費などが全額免除される制度です。2026年度の入学生から始まり、これで4年目となります。近畿大学創設者である世耕弘一の「学びたいものに学ばせたい」という理念に基づき、若い世代に教育機会を提供することが目指されています。
これまでに、近畿大学附属新宮高等学校・中学校および豊岡高等学校・中学校より32名の生徒がこの支援を受けて入学しています。今後の全国的なニーズを受けて、説明会を通じて新たな生徒たちへ支援を届ける狙いです。
説明会の内容
オンライン説明会では、以下の内容が予定されています:
- - 「近大附属『子どもの未来サポートプラン』」の詳細紹介
- - 附属新宮高等学校・中学校および豊岡高等学校・中学校の教育内容の説明
- - 入学試験の概要や寮生活についての情報
参加希望者は中学生や小学生の保護者も含まれており、参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要です。参加方法はZoomウェビナーを利用し、申し込みが完了した方には後日参加用URLが送信されます。
参加資格と申し込み
このプランに参加するための資格は次の通りです。高等学校の場合、2026年3月に中学校を卒業する見込みで、一定の所得条件を満たす必要があります。また、学業に強い関心を持ち、継続的な努力が求められます。具体的には、過去3年間の全科目の評定平均が3.5以上であることが条件です。中学校の場合も同様に、2026年3月に小学校を卒業見込みであり、所得条件を満たす必要があります。
これにより、進学を希望する経済的に困難な家庭の生徒たちに対し、より多くの選択肢と機会が与えられることを期待しています。参加申し込みは、指定のURLから可能で、9月10日(水曜日)まで受付中です。
NPO法人キッズドアの役割
キッズドアは、2007年に設立された認定NPO法人で、貧困家庭の子どもたちを支援するためにさまざまな活動を展開しています。オンライン説明会を通じて、より多くの家庭に情報を届け、教育の機会を平等に求めることに貢献しています。詳細はキッズドアの公式サイトで確認できます。
教育はすべての子どもにとっての基本的権利です。近畿大学とキッズドアの取り組みにも注目し、彼らがどのように未来の人材を育てていくのか、今後の展開にぜひご期待ください。