バリアフリーマップが登場
2025-06-10 10:55:54

地域のバリアフリーを高める新機能「WheeLog!エリアマップ」の導入

バリアフリーを見える化する「WheeLog!エリアマップ」とは?



NPO法人ウィーログが開発した「WheeLog!エリアマップ」は、地域内におけるバリアフリー情報を一元的に管理し、女性や高齢者、障害を持つ方々が安心して移動できる環境を提供することを目指しています。このサービスは自治体や企業と協力しながら、地域内の情報を整備・発信していくことが特徴です。

社会的背景とその課題



近年、超高齢社会が進行する中で、多様なニーズに応えるバリアフリー環境の整備が求められています。また、ユニバーサルツーリズムへの関心も高まっている一方で、外出時や観光時に必要なバリアフリー情報が充分に共有されていない現状があります。このため、外出をためらう方々が増えることも懸念されています。

「WheeLog!エリアマップ」の新機能



新機能の導入により、地域の事業者や自治体職員と住民が共に協力して、バリアフリー情報を収集し発信していくことが可能になります。これにより、移動に困っている方々に必要な情報が届きやすくなり、外出のハードルが下がります。たとえば、スロープや障害物のないルートなど、具体的な情報を提供することができます。

地域共生の理念に貢献



このバリアフリーマップは、障害者に限らず、高齢者やベビーカーを利用する親子など、さまざまな背景を持つ方々の移動をサポートします。また、地域のブランド力が向上し、観光振興や地域経済の活性化にも貢献できることが期待されています。災害時には避難経路の確保など、地域全体の安全性向上にも役立つことでしょう。

自治体にとっての利点



新たなエリアマップは、各自治体の様々な部門での適用が可能です。特に都市整備課や観光課などで活用され、年々増加するユーザーに対し、スムーズな情報提供が実現します。また、国土交通省が登場させた「建築プロジェクトの当事者参画ガイドライン」に呼応した施策としても、地域の住民参加の重要性が増しています。WheeLog!はユーザー参加型のアプリケーションですので、こうした動きに最適です。

代表の想い



代表理事である織田友理子さんは、バリアフリー情報が外出の安心へとつながる重要性を強調しています。「情報があれば、『ここにトイレがある』と知ることができ、外出する意欲が湧きます。誰もが安心して街を楽しめるように、私たちと共に取り組んでいきましょう」と述べています。この信念が、多くの人たちの生活の質を改善する一助となるでしょう。

今後の展望



ウィーログはこのバリアフリーマップの共創モデルを全国に広めていく予定です。自治体や企業、地域住民との連絡を強化し、インクルーシブな社会づくりに向けてさらなる活動を展開していく方針です。

オンライン説明会の実施



WheeLog!エリアマップの導入を検討している自治体や企業などに向けたオンライン説明会も開催されます。具体的な利用方法、導入の流れなどについて説明が行われるため、興味のある方はぜひ参加してみてください。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人ウィーログ
住所
東京都千代田区九段北1-15-2九段坂パークビル4階
電話番号

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