日本IBMとマネーフォワードエックスの新たな提携
2023年12月6日、日本IBMとマネーフォワードエックスが新しい金融機関向けのマーケティング支援サービスを発表しました。これは日本IBMの『金融サービス向けデジタルサービス・プラットフォーム(JDP)』と、マネーフォワードエックスの『X-Insight Marketing(XIM)』を組み合わせたもので、個々の顧客に適した金融商品を提案するものです。
JDPとXIMの連携
日本IBMが提供するJDPは、30以上の金融機関に採用されているデジタル変革を推進する基盤です。このプラットフォームは、デジタル化された業務から集められたデータを統合し、これにより金融サービスがオープンで安定的に運営される環境を提供します。また、このプラットフォームは従来の金融システムのデータとも連携し、利活用できる特長を持っています。
一方、マネーフォワードエックスが開発したXIMは、顧客の金融データを分析し、そのニーズにマッチした金融商品を自動提案する機能を提供しています。サービス導入後、提案商品ページの平均クリック率は10%を超え、一般的な広告の平均クリック率を上回る成果を上げています。
ユーザーのライフイベントに応じたマーケティング
この新たなサービスにより、金融機関はマネーフォワードエックスの精密なアルゴリズムを使ってデータを分析し、顧客のライフイベントに基づいて保険や投資信託、各種ローンなどのニーズを把握できます。この43392手法により、個人に合わせた提案が可能となり、マーケティングの自動化が実現します。これにより、従来は難しかった新規見込み客へのアプローチが大幅に強化されるでしょう。
今後の展開とサービス群
日本IBMとマネーフォワードエックスは、今後さらに `JDP` の機能強化に向けた協業を進めていきます。具体的には、高品質な共通基盤型バンキングアプリの提供を計画しています。これは、`JDP` とマネーフォワードエックスの `BANK APP` の連携により実現するもので、使いやすいインタフェースで高セキュリティなフルバンキングサービスを提供予定です。
さらに、顧客資産の可視化を通じたマーケティング高度化も目指しています。データの集約・統合により、個人と法人ユーザー向けの資産管理機能を充実させ、他行口座やクレジットカードの利用情報を含む、よりパーソナライズされたマーケティングを実現する計画です。
おわりに
日本IBMは、オープン・ソーシング戦略フレームワークを基に、各社とのエコシステムを拡大し、金融業界のデジタル変革を進めていく方針です。マネーフォワードエックスは「ともに、金融をすべての人のそばに。」というミッションを掲げ、新たな金融体験を創出するために、パートナー企業と連携を深めていく所存です。
日本IBMとマネーフォワードエックスの情報
- - 日本IBM 代表取締役社長 山口 明夫 所在地:東京都港区虎ノ門 URL: ibm.com
- - マネーフォワードエックス 代表取締役社長 本川 大輔 所在地:東京都港区芝浦 URL: mf-x.jp