『奇跡の椅子 AppleがHIROSHIMAに出会った日』トークイベント
近年のG7広島サミットで、世界の首脳たちがこの椅子に座る様子が放映され、話題となった「HIROSHIMA」。この椅子の背後には、広島の家具メーカー「マルニ木工」が織りなす壮大な物語があります。本記事では、そのスタートアップの軌跡、そしてトークイベントの詳細に迫ります。
HIROSHIMAの背景
「HIROSHIMA」は、マルニ木工のアイコンとも言える存在になり、アメリカのApple本社でも多くの脚数が使用されています。この椅子は、iPodやiPhoneのデザイナーであるジョナサン・アイブ氏によって認められたこともあり、広く注目を集めています。
マルニ木工は、過去に100万セット以上の高級家具を売り上げていた一流企業でしたが、バブル崩壊後は経営危機に直面。資金繰りやリストラを余儀なくされる中、地元企業や金融機関の支援を受け、再生の道を模索していました。そんな折、創業家の山中一族は、デザイナー深澤直人氏とのタッグを決断し、「モノづくり」の力を信じて世界市場へ挑むことになりました。
奇跡の誕生
「我々の手で世界の定番を作りましょう」— 深澤氏がこの言葉を発したとき、マルニ木工には復活への希望が見えました。この事件は、同社にとって「奇跡」とも言える飛躍のきっかけとなります。著書『奇跡の椅子 AppleがHIROSHIMAに出会った日』では、こうしたストーリーや苦悩、そして情熱が語られています。
トークイベントの詳細
著者の小松成美氏とマルニ木工の代表取締役社長山中洋氏によるトークイベントは、以下の日程で行われます。
福岡 - 博多座
- - 日時: 2025年3月3日(月) 11:00~12:30
- - 会場: 博多座 13階
大阪 - アーバンネット御堂筋ホール
- - 日時: 2025年3月16日(日) 14:30~16:00
- - 会場: アーバンネット御堂筋ホール 3F
広島 - HIROSHIMA T-SITE
- - 日時: 2025年3月23日(日) 11:00~12:30
- - 会場: 広島T-SITE スクエアギャラリー
参加はすべて無料ですが、事前に申し込みが必要です。各地域の情報はマルニ木工の公式HPで確認できます。
著者小松成美氏は、神奈川県横浜市出身で、多くのノンフィクション作品を手がけてきました。彼女の見識と、マルニ木工の山中社長との対話を通じて、「HIROSHIMA」の背後にある思い、挑戦、そしてその価値を深く理解する良い機会となるでしょう。トーク終了後にはサイン会も実施されるため、ぜひこの機会をお見逃しなく!
まとめ
「奇跡の椅子」を通じて、広島の家具メーカーが世界に名を馳せるまでの物語をぜひ体験してみてください。成功の裏側にある努力や情熱を知ることができる貴重なトークイベントに参加し、一緒にその瞬間を共有しましょう。