山里の知恵を集結した衣服文化
石徹白洋品店は、岐阜県郡上市石徹白に位置する独自の衣服文化を大切にするブランドです。2012年に創業し、地域に根付いた仕事着や生活着の研究を続け、今年の春の営業を2026年4月4日から再開します。日本有数の豪雪地帯でもあるこの場所で、彼らの服作りは古い知恵と技術に支えられています。
この地域特有の厳しい自然環境は、合理的で無駄のない衣服の設計を生み出しました。石徹白洋品店の特徴は、直線裁断の技法を用い、布の無駄を最小限に抑えることです。長方形や正方形の布を組み合わせて構成された衣服は、身体を締め付けることなく、快適に過ごせるデザインが魅力です。
春の新作と展示販売会
春の訪れに合わせて、新作の展示販売会を東京、神奈川、京都の三都市で開催します。この展示会では、リネンシャツやボトムス、ワンピースなど、春から初夏にかけて活躍するアイテムが揃います。また、石徹白で制作した草木染めや藍染の作品も展示され、実際に試着が可能です。
特に、ただの服ではなく、それに込められた文化や歴史を体験できる空間を提供することを重視しています。参加者は商品を見るだけでなく、その背景にある物語や思想について学ぶことができます。
展示会の日程
- - 東京: 4月10日〜12日、西荻窪の「みずのそら」 11:00〜18:00(最終日は17:00まで)
- - 神奈川: 4月15日〜17日、葉山の「古家1681」 11:00〜17:00
- - 京都: 4月22日〜24日、京都の「gobangura」 11:00〜18:00(最終日は17:00まで)
伝統の継承と未来への挑戦
代表の平野馨生里氏は、「地域に残る衣服を一着ずつ聞き取り、試作し、実測し、現代の暮らしに合う形へと再構築する取り組みを続けています」と語ります。石徹白の衣服文化は、直線裁断の合理性を持ち、布を無駄にせず、長く着用できる知恵が詰まっています。
2023年からは、地元の「たつけ認定講師」と共に、ワークショップを通じて、衣服作りの楽しさを広める活動も始まり、全国で40名以上の仲間が増えています。小さな山間の地域から始まるこの活動は、衣を通じて人々と土地、未来を繋ぐ重要な役割を果たします。
石徹白洋品店の本店情報
- - 所在地: 岐阜県郡上市石徹白
- - 営業期間: 4月〜11月(冬季休業: 12月〜3月)
- - 今季営業開始日: 2026年4月4日
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参加する展示販売会に是非足を運んで、心地よい服作りの理念と春の新作をお楽しみください。