仮想空間で受験可能な進研模試が登場！教育の新たな扉を開く

クラスタ―株式会社が運営する日本最大級のメタバースプラットフォーム「cluster」が、株式会社ベネッセコーポレーションと提携し、仮想空間で「進研模試」を受験する新サービスを開始します。この取り組みは、特に近年の教育環境において進路や受験方法が多様化した中で、学生たちに新しい学びの場を提供することを目的としています。

メタバースを活用した模擬試験は、従来の試験形式と同じ内容を持ちながら、学生が自宅や自習室などの自由な場所で、いつでも受験できるという利点があります。これにより、学校で試験を受けることができない生徒にも、平等に学びの機会を提供することが可能となります。将来的には、学校教育以外にも多くの支援を行い、学生の成長をサポートする環境を作り出すことが期待されています。

新サービスでは、各生徒が個人のアカウントで申し込みを行い、バーチャル空間に設置された模試会場に集まり、受験する形式となります。科目や試験内容は従来の「進研模試」と同様で、採点結果や志望校判定もオンラインで確認できます。これによって、従来の受験形式の利点をそのまま活かしつつ、メタバースならではの体験を学生に提供します。

受験後には、コミュニティ機能を通じて、他の生徒と音声やチャットで交流することも可能です。メタバースの利点を生かしたこの取り組みにより、学生同士がテーマを共有し、助け合い、ライバル意識を持つような新しいコミュニティが形成されることを目指しています。教育現場における人と人、知識と知識のつながりを創り出すことで、より深い学びを育むことができるでしょう。

こちらのメタバース模擬試験は、2024年度からの実施が予定され、受験対象は大学進学を目指す高3生です。具体的な開催日程は2024年の9月から始まり、参加者は専用サイトからの申し込みが必要です。受験科目はマーク式と記述式が用意され、価格も生徒にとって受け入れやすい設定となっています。

クラスターはこれまでにもメタバース空間の教育利用を推進しており、各教育機関との連携を強化しています。彼らのビジョンは、仮想空間を通じて新たな教育環境を創り出し、未来を担う「ミライを創造する人材」の育成に寄与することです。このような取り組みが、将来的に日本の教育にどのような影響を与えるのか、今後の展開から目が離せません。

「進研模試」の詳細や受験の申し込み方法については、公式サイトを通じて確認可能です。新しい教育の形を体験できるこの機会をぜひ活用してください。