近藤いおん選手、世界陸上代表に選ばれる
流山ホークアイ陸上クラブに所属する近藤いおん選手(城西高校1年)が、8月にコロンビア・カリで開催される第19回U18世界陸上選手権大会に日本代表として選出されました。彼女は今回の大会でもっとも若い日本代表選手であり、非常に期待がかかっています。
近藤いおん選手のプロフィール
- - 生年月日: 2006年4月17日(16歳)
- - 学歴: 三郷市立彦成中学校(埼玉) ⇒ 城西大学付属城西高等学校(東京)
大会出場歴
近藤選手の成績は、彼女の高い競技力を証明しています。
- - 2021年: 全日本中学校陸上競技選手権大会女子走り幅跳び 準優勝 (5m75)
- - 2022年: U18日本陸上競技選手権大会・室内競技女子走り幅跳び 準優勝 (5m76)
- - 2022年: 東京陸上競技選手権女子走り幅跳び 優勝 (6m13)
- - 2022年: 第106回日本陸上競技選手権大会女子走り幅跳び出場 (5m89)
- - 2022年: 全国高校総体南関東大会女子走り幅跳び 準優勝 (5m97)
近藤選手は、今大会で女子走り幅跳びの競技に出場し、自身の成績を更新することを目指しています。
世界大会への意気込み
本人は初めての世界大会に向けて、さまざまなことを学びたいと語ります。「海外の試合の雰囲気を体験し、他国の選手たちから刺激を受けたいです」と述べ、世界を舞台にすることが日本の記録更新につながると信じています。現在の彼女の目標は、高校生の同種目における歴代最高記録(6m34)を更新することです。
監督の言葉
流山ホークアイの監督、猿山力也氏は、「今大会での経験は、彼女の成長に欠かせないものとなるでしょう。勝負の世界での厳しさを知ってほしい」と期待を寄せています。さらに、優勝を目指す力強い気持ちを持って臨むよう激励しています。
マンツーマン指導の重要性
近藤選手は、陸上の実力を高めるために、猿山監督によるマンツーマンレッスンを受けています。中学時代の部活動では未経験の顧問のもと、思うように力を伸ばせなかったものの、個別指導によって技術の向上が実現しました。
学校生活と競技活動の両立
近藤選手は、学業と陸上競技の両方を両立させるために、家族の理解とサポートが不可欠だと語ります。学校のスポンサーシップもあり、彼女は安心して練習に励むことができます。
流山ホークアイ陸上クラブ
流山ホークアイチームは、地域の運動能力向上を目指し、陸上競技の環境を整備しています。監督の猿山氏が実業団からプロ転向後に設立したこのクラブは、全国大会出場選手やプロ志向のジュニアアスリートを育成しています。特に、走り幅跳びに特化したサポートを行う「TEAM-R」では、競技力と個性を兼ね備えた選手を育成しています。
近藤いおん選手の出場する第19回U18世界陸上競技選手権大会が、彼女にとって大きなステップアップの機会となることを期待しています。