AI基地局最適化導入
2026-01-29 14:33:30

ソフトバンクとエリクソンがAIを活用した基地局最適化システムを導入

ソフトバンクとエリクソン、AIを使った基地局最適化システムを導入



ソフトバンク株式会社とエリクソン・ジャパン株式会社は、2025年に予定されている大阪・関西万博での実証を機に、日本国内の大規模イベントで利用するAI技術を活用した新たな通信システムの導入を発表しました。このシステムでは、トラフィックの変化に応じて基地局のカバレッジを自動で最適化します。特に、花火大会などのイベントでは、参加人数によって大きなトラフィックの変動が見られ、この流れに柔軟に対応することが重要です。

AIによる柔軟なコントロール



イベントの発生に伴い、通信のトラフィックは大きく変化します。従来の手法では、時間帯によりカバレッジを変更することが一般的でしたが、天候による中止や特定エリアの入場制限など、変わりやすい状況には適応しきれないことが多くありました。そこで、ソフトバンクとエリクソンは、AIを駆使し、リアルタイムで基地局のカバレッジパターンを調整できるシステムを開発しました。

実証実験の結果



2025年の万博で実施した試験は、屋外エリアに設置された基地局において進められました。このシステムを使うことで、急激なトラフィック変動があった際、下りのスループットが約24%も向上し、通信品質が顕著に改善されたことが確認されました。これにより、通信の輻輳(ふくそう)現象、すなわちデータ送受信が停滞することを防ぐ効果も得られたのです。この実績を受けて、両社は今後もこのシステムの導入を積極的に進める意向を表明しています。

システムの詳細



新しいシステムは、外部制御装置が基地局から毎分情報を取得し、そのデータをもとにAIがイベントの発生状況を自動的に判断します。そして、Massive MIMO基地局のカバレッジパターンを動的に調整することができるのです。

大阪・関西万博での実証概要


  • - 設置場所: 大阪・関西万博会場内のMassive MIMO対応基地局
  • - 実証内容: 複数のカバレッジパターン変更によるパフォーマンスのデータを元にAIモデルを構築。基地局のコントロールが瞬時に行われる仕組みを整えました。

今後の展望



ソフトバンクはこのシステムの導入を通じて、通信ネットワークの高度化と信頼性向上を進める方針を示しています。AIを利用した通信の最適化は、今後の大規模イベントや自然災害時の通信環境の確保に大きな意味を持つでしょう。エリクソンは、150年以上の歴史を持つ通信技術のリーダーとして、これからも先端技術を駆使して私たちの生活を支えるネットワークの構築に貢献することを目指しています。

この一連の取り組みは、イベントから日常生活に至るまで、私たちの通信環境がどう進化していくかを示唆するものと言えるでしょう。さらなる効果的なネットワークの実現に期待が寄せられます。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
エリクソン・ジャパン株式会社
住所
東京都港区海岸一丁目2番20号汐留ビルディング21階
電話番号
03-6721-3300

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。