Z世代の流行を一望『Simeji presents Z世代トレンドアワード2024』の全貌

Z世代トレンドの指標「Simeji presents Z世代トレンドアワード2024」の結果発表

2024年度の「Simeji presents Z世代トレンドアワード」が発表され、Z世代が選ぶ今年の流行が明らかになりました。6,500万ダウンロードを誇るキーボードアプリ「Simeji」が、10〜24歳のZ世代に焦点を当てた調査を実施。大賞、ヒト、モノ、コトの各部門で人気のヒットを見ていきます。

各部門の大賞を紹介

年間トレンド大賞・コト部門大賞「ギリハッピー」

コト部門の大賞にはオルタナティブヒップホップユニットKOMOREBIの楽曲「Giri Giri」が輝きました。「ギリハッピー」は、日常の中での小さな幸せを象徴する言葉としてZ世代に広がり、共感を呼びました。特にTikTokでの「ギリハピダンス」が大流行し、楽しくささやかにハッピーを感じる生活を反映しています。多くのZ世代ユーザーがこの言葉を口にし、友達同士で歌ったり踊ったりするシーンが日常になっています。

ヒト部門大賞「しなこ」

ヒト部門大賞には、原宿系の動画クリエイター「しなこ」が選ばれました。彼女のオリジナル曲「しなこワールド」は、そのキャッチーなダンスやファッションがZ世代のアイコンとなっています。ASMR動画とともに、彼女の色彩豊かな表現が多くの支持を集めました。クラスメート全員がしなこのダンスを知っていて、文化祭でもテーマにされるほどの影響力があるようです。

モノ部門大賞「氷タンフル」

モノ部門大賞は、韓国発のスイーツ「氷タンフル」が獲得しました。このフルーツ飴のパリパリした食感と、自宅で簡単に作れる楽しさが人気の理由です。TikTokでは「タンフルダンス」も話題に上り、多くのZ世代が友達と一緒に作って楽しむ様子が投稿されています。

各部門のトレンドを振り返る

ヒト部門

トレンドに名を連ねた「ナナオは立派なユーチューバー」や、原宿系プロデューサーの「あぃりDX」が注目を集めました。彼らはZ世代の芸能人としての生活を体現し、SNSを通じて広く知られるようになっています。

アーティスト部門

「Mrs. GREEN APPLE」が音楽部門で首位を獲得し、その曲は多くのZ世代の青春を彩っています。今年の流行曲としては、他にも「こっちのけんと」や「Creepy Nuts」が人気です。そして、バズり続ける「ILLIT」も注目のアーティストです。

モノ部門のトレンド

ファミリーマートの「シャインマスカットボンボン」が人気商品として登場。アサイーボウルや水グミも話題になっており、人気のスイーツや健康志向な食事がZ世代に受け入れられています。

コト部門

「猫ミーム」がTikTokで盛り上げを見せ、Z世代の人々の中で広く使われています。また、「キャンセル」という言葉を使った遊びも浸透中で、日常のこぼれ話がトレンドを形成しています。

2024年を総括する漢字

「界」が2024年度を表す漢字として挙げられています。特に「界隈」という言葉が多くの世代の言語に取り入れられ、友情や趣味を共有するコミュニティを象徴しています。このトレンドを通じて、Z世代が構築している新しい文化が見えてきます。

調査概要

このトレンドアワードは、2024年10月8日から11月17日までの期間にZ世代12,464名を対象に行われました。調査方法は「Simeji」内でのインターネットアンケートです。

Z世代のトレンドは常に変化し続けています。今回のアワードによって、彼らが大切にする価値観や文化を垣間見ることができました。今後のZ世代がどのようなトレンドを生み出していくのか、引き続き注目していきたいと思います。