企業ミュージアムの真価を知る新書籍の登場
2024年6月28日、株式会社電通PRコンサルティングから新たに書籍『企業ミュージアムへようこそ 下巻: PR資産としての魅力と可能性』が発売される。この本は、2022年12月から連載されていた「PR資産としての企業ミュージアムのこれから」を基にし、実際の企業ミュージアムを訪問した体験に基づく内容となっている。この新刊は、2023年10月に発売された上巻の続編として、さらな充実した情報をもたらし、企業ミュージアムの役割や機能、及びその存在の価値を深く掘り下げている。
企業ミュージアムとは?
企業ミュージアムは、企業のストーリーを多角的に伝える場であり、社史や理念、商品開発の背景などを紹介する「オウンドメディア」としての性格を持つ。顧客や従業員、取引先、地域住民など、多様なステークホルダーとのコミュニケーションを促進するための重要なプラットフォームである。本書では、特に17の企業とその関係団体が手掛けるミュージアムが特集されており、著者たちがその訪問の経験を通して得たインサイトを元に執筆を行っている。
書籍の特徴
本書では、企業のPR活動やコミュニケーションの新たな資産としてのミュージアムにフォーカスを当て、各企業の取り組みを詳しく紹介。例えば、セイコーミュージアムでは「常に時代の一歩先へ」の企業文化が伝承され、シャープミュージアムでは顧客を魅了するガイドの神髄が語られる。また、各章は執筆者たちの個性的な観点から構成されており、読み応えのある内容となっている。
心の旅を提供する
時事通信社の解説委員である小林伸年氏は、本書の解説において「企業ミュージアムを訪れることで自分自身の業界での貢献を再確認することができる」と述べている。来館者は、企業の歴史を辿る中で、自らも何らかの形でその一翼を担っていると感じることができる。このような心の旅は、未来への希望やモチベーションを高める要因となり得る。
書籍の入手方法
この書籍は、A5判152ページで、カラフルなページが特徴。定価は1,650円(本体1,500円+税)で、時事通信社から発行される。全国の主要書店やオンライン書店で購入可能で、予約販売ページも用意されている。
まとめ
『企業ミュージアムへようこそ 下巻』は、企業ミュージアムの重要性や新たな可能性を広く知らせる一冊であり、広報担当者だけでなく、一般に利用されることが期待されている。企業の独自性やブランドの構築に興味のある人々にとって、必携の書となるだろう。