さいたま市中学生平和学習派遣事業
さいたま市では、核兵器の廃絶と恒久的平和の実現に貢献するために、平和に対する取り組みを続けています。その一環として、広島への中学生派遣事業を実施します。
この事業は、戦後80周年とさいたま市平和都市宣言20周年を記念したもので、市内在住の中学生10名が被爆地広島を訪れます。参加する生徒たちは、被爆の現実に触れ、戦争や原爆の影響について深く考える機会を得ることができます。彼らは広島での平和記念式典に参加し、他の学生たちと意見交換を行います。
派遣日程
派遣期間は令和7年8月5日から7日までの2泊3日です。
移動と見学
- - 8月5日(火) には、東京駅から新幹線で広島へ移動し、広島市内の平和関係施設や旧海軍兵学校などの見学が予定されています。生徒たちは、平和についての理解を深めるための貴重な体験を積むことができます。
平和記念式典への参加
- - 8月6日(水) には、「令和7年平和記念式典」に参列し、「第1回全国こども平和サミット」に参加予定です。このサミットでは、ヒロシマの被爆や復興に関する映像を視聴し、被爆体験を持つ方からのお話を聞き、詩の朗読や各団体の平和への取り組みの発表も行われます。また、「第1回全国平和学習の集い」では、他の中学生や高校生との意見交換の機会が提供されます。
最終日には
- - 8月7日(木) には、広島平和記念資料館や原爆ドームの見学を行った後、新幹線で東京駅に戻ります。これらの施設は、過去の悲劇がどのように未来に影響を及ぼすかを実感させる重要な場所です。
引率と報告
この派遣事業には、教育長をはじめとする教育委員会の職員や旅行会社の添乗員が同行し、生徒たちの安全を確保します。
派遣後は、学んだことや平和に対する思いを報告書としてまとめ、市長への報告や平和展での展示、さらには市のホームページでの公開を予定しています。
お問い合わせ
詳細についての問い合わせは、さいたま市総務課(電話: 048-829-1083)までお願いいたします。また、さいたま市公式LINEでは、最新情報をスマホで受け取ることができますので、ぜひ登録を検討してみてください。
最後に
この派遣事業は、単なる訪問ではなく、平和の大切さを学ぶための貴重な機会です。中学生たちは、広島での体験を通じて、未来を担う平和の伝道者となることでしょう。