スポーツスポンサーシップの新たな評価軸
新サービスの提供開始
株式会社電通マクロミルインサイト(以下「電通マクロミル」)と株式会社NextStairs(以下「NextStairs」)は、業務提携を締結し、スポーツスポンサーシップの統合ROI測定ソリューションを新たに提供することを発表しました。この提携により、広告館や社会的価値におけるスポーツスポンサーの効果を包括的に評価するサービスが生まれます。
背景とニーズの高まり
近年、国内のスポーツ参加市場は急速に拡大し、2024年には約1.7兆円に達する見込みです。この成長に伴い、企業によるスポーツ協賛も活発に行われるようになっています。しかし、スポンサー企業とスポーツチームが求める投資対効果の測定が十分に行われておらず、定量的な判断材料が不足しています。双方に必要なのは、「投資対効果を明確に把握し迅速に意思決定を行うための手段」です。
提携の強み
今回の提携により、電通マクロミルの消費者パネル調査の専門知識とNextStairsが誇るメディア露出データおよびスコアリング技術が組み合わさります。これにより、露出量だけでなく、消費者の意識や行動変化まで評価することができる統合ROI測定が実現します。これまでの評価方法では限界があった、具体的な數値の裏付けを提供することが目指されています。
サービスの特徴
新たなサービスでは、以下の特徴が挙げられます。
1.
多面的なスポンサーシップ評価: マクロミルグループの広範な約3600万人のパネルネットワークを活用して、視聴者の認知度や好意度、購入意向などの態度変容を測定し、CSRや売上など多角的な評価が可能です。
2.
デジタルメディアの即時性: NextStairsの技術を用いて、テレビやメディアでのロゴ露出をAIで定量化。掲載位置やサイズをスコア化し、数日内に評価レポートを納品します。
3.
科学的根拠に基づくモデル: 九州産業大学の専門家が監修したスコアモデルを使用し、データの信頼性を高め、企業が導入しやすい評価が行われます。
今後の展望
これらのサービスにより、企業は単なる露出量評価を超え、視聴者の意識変容との関係性や地域差などターゲット別の効果分析ができるようになります。この新しい評価手法は、企業にとってスポーツマーケティング活動の意思決定を後押しし、今後もさまざまな業界での導入が期待されています。
企業紹介
電通マクロミルインサイト
電通マクロミルインサイトは、電通とマクロミルの強みを生かしたマーケティングリサーチ会社です。国内外で数多くのプロジェクトを遂行し、多様なデータを駆使してクライアントのビジネス成功に貢献しています。
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NextStairs
NextStairsは、スポーツ価値を高めることを使命としている企業です。AI技術を活用したデータ分析を通じて、スポーツ業界の課題に対するソリューションを提供します。
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今後のスポーツマーケティングにおいて、双方の取り組みがどのように影響を与えるか、ますます注目です。