新感覚の江戸切子、富士山の姿を斜めに
江戸切子の技術を駆使した新たなデザイン「富士山切子」が、GLASS-LAB株式会社の取り組みを通じて誕生しました。本商品は、芝浦工業大学の学生勝山基徳さんのデザインに基づいており、5月12日からECサイトでの販売が開始されます。
産学連携の成果
この商品は、デザイン工学部の授業で企業の加工技術を活かしたデザイン提案がなされ、その成果として生まれました。斜めにディスプレイできるユニークな形状で、上部の三角形部分は富士山の雪を象徴しています。これにより、従来の江戸切子とは一線を画す、斬新な魅力を持つ商品となっています。
GLASS-LABの技術
GLASS-LABは1950年に設立された硝子加工業者で、その根底には椎名硝子加工所の歴史があります。代表取締役社長の椎名康之氏は、父親の康夫氏から受け継いだ「平切子」と「サンドブラスト」という二つの特殊技術を融合させ、新しいアイデアを形にしています。この新しい切子のスタイルは、平切子職人としての技術とサンドブラスト技術の完璧なハーモニーを実現したものです。
地元とのコラボレーション
地元の東京東信用金庫が支援する本プロジェクトは、芝浦工業大学との連携によって実現しました。技術だけでなく地域との結びつきを大切にし、地元から愛される商品を目指しています。
商品情報
- - 商品名: 富士山切子
- - サイズ: 7.5cm × 7.5cm × 9cm (直立時)
- - カラーバリエーション: 瑠璃色・赤色
- - 素材: ソーダ硝子
- - 価格: 各色14850円(税込)、2つセットで29700円(税込)
- - 販売先: GLASS-LABオンラインショップ
この新しい江戸切子の形が、日常の中に日本の美しさを加え、見る人に感動を与えることを期待しています。富士山切子は、間違いなく江戸切子の新たな可能性を感じさせてくれるアイテムとなるでしょう。