ウェーブスプリッタ・ジャパンが新たな光トランシーバを発表
2025年10月15日、株式会社ウェーブスプリッタ・ジャパンが最新の光トランシーバを販売開始する。この製品は、最大120kmという長距離伝送を実現し、業務のクラウド依存が高まる中で求められる高品質な通信環境を提供するものだ。
企業がクラウドサービスに依存する現代では、より速く、より安定した回線が求められる。しかし、1Gbpsを超える専用回線はコストが高いため、多くの企業は光ファイバを借用して、長距離対応の光トランシーバを組み合わせた「ダークファイバ」回線に注目している。これにより、よりリーズナブルに高速度の通信環境を手に入れられる。
新しい製品の特長
このたび発売される製品には、3つのモデルがあり、それぞれに特徴がある。以下に各モデルの詳細を紹介する。
- 規格:10G ZR+
- 最大伝送距離:100km
- 適合光ケーブル:SMF 2c
- 光コネクタ:LC duplex
- 参考価格(外税):74,000円
- 規格:10G EZR
- 最大伝送距離:120km
- 適合光ケーブル:SMF 2c
- 光コネクタ:LC duplex
- 参考価格(外税):119,000円
- 規格:10G BiDi 1芯双方向
- 最大伝送距離:100km
- 適合光ケーブル:SMF 1c
- 光コネクタ:LC Simplex
- 参考価格(外税):97,000円
これらの製品は、高速かつ長距離の通信を可能にし、地理的要因に左右されない安定した接続を提供する。
会社の背景と理念
ウェーブスプリッタ・テクノロジー社は、アメリカのカリフォルニア州に本社を構え、データセンターや携帯通信分野で使用される多様な光通信モジュールを手がけている。これらの製品は光イーサネットや高性能計算(HPC)システムに不可欠であり、その品質は世界中で評価されている。日本法人である株式会社ウェーブスプリッタ・ジャパンは、その製品を国内市場に輸入販売し、高品質で安定した情報通信ソリューションを提供することに努めている。
都内神田神保町に本社を持つ同社は、今後も業務の効率化やデジタル化が進む中で、企業にとっての重要なパートナーとなるべく、製品の開発やサービス向上に力を入れていく。
まとめ
ウェーブスプリッタ・ジャパンの新しい10Gbps光トランシーバは、長距離通信を安価に実現し、企業活動を支えるための頼もしい選択肢となるだろう。今後の技術進化にも期待が寄せられる。