淡路島の冬のランドマーク「灘黒岩水仙郷」が生まれ変わる
日本の冬を彩る花、水仙の美しさを楽しめるスポットとして知られる「灘黒岩水仙郷」が、2023年12月25日(月)にリニューアルオープンします。本場の水仙が白い絨毯のように広がる風景は、訪れる人々を魅了し続けています。
新たに整備された園内
リニューアル後の「灘黒岩水仙郷」は、これまで以上に安全に水仙の花を楽しめる環境が整いました。広々とした園路が斜面に沿って進んでおり、ゆったりとした体験ができるようになりました。園路の全長は215メートルで、散策には約30分を要します。
また、園内は安全性を考慮した階段デッキ式の設計になっており、視界が開ける場面が多く、訪れる人々にとって安心・快適なしつらえです。
絶景が広がる展望デッキ
新しく設置された展望デッキからは、晴れた日にはオーシャンビューを一望できます。美しい水仙の香りに包まれながら、海のキラキラとした輝きや、近くに見える「沼島」の美しい姿を楽しむことができ、写真愛好者にはもってこいのスポットとなります。
地元の味を感じるカフェと特産物販売
リニューアルの際には、屋内にも地元料理を楽しめるカフェが併設されました。運営は地域で評判の株式会社BASECOFFEが行い、ワッフルや旬の食材を使ったメニューが楽しめます。海を見ながらリラックスできる空間で、淡路島の自然を感じられるでしょう。
さらに、地元特産物の販売も行われ、灘のみかんを使ったフレッシュオレンジジュースも提供予定です。地元の魅力に触れながら、心和むひとときを過ごせます。
進化した施設の環境
灘黒岩水仙郷の利便性も向上しました。入場するためのエントランスには新たにトイレや手洗いが整備され、駐輪スペースが設けられ、サイクリングを楽しむ人々の休憩所としても利用できます。これにより、淡路島一周のサイクリングルート「アワイチ」を楽しむ人々にとっても、嬉しいサポートが加わりました。
歴史ある水仙群生の物語
「灘黒岩水仙郷」の歴史は、約200年前にまで遡ります。江戸時代に流れ着いた球根が、地域の人々によって植えられたのが起源です。その後、昭和25年にはこの地が「水仙郷」として名付けられ、多くの観光客を引き寄せました。水仙をテーマにした観光施設は、観光地としてだけでなく、地域の歴史や文化を伝える大切な場所です。
地元住民の思い
長年にわたり、地域の人々はこの場所を守り続けてきました。水仙郷の再生に向けた地域の取り組みは、古き良き伝統を次の世代に伝える大切な歴史の一部となっていくことでしょう。新しい施設のオープンは、その継続の証でもあります。
新たな訪問体験
2023年の冬、再生した「灘黒岩水仙郷」を訪れてみませんか。豊かな自然と温もりあふれる地域の魅力が詰まったこの場所で、水仙の優雅さを楽しみ、淡路島の新しい一面に触れてみることをお勧めします。この冬、より多くの方々にご来場いただけることを期待しています。
施設情報
- - 開園期間: 2023年12月25日~2024年2月末(開花状況により変更)
- - 開園時間: 09:00~17:00(最終入園16:30)
- - 入園料: 大人600円、小人300円、幼児無料
- - 所在地: 兵庫県南あわじ市灘黒岩2
- - お問い合わせ: 0799-43-5221