キユーピーと青学の連携
2025-12-19 11:47:23

キユーピーと青山学院大学が連携した食文化イベントが成功裡に終わる

2025年11月12日、青山学院大学にて、キユーピー株式会社との産学連携プロジェクトの最終成果発表会が開催されました。このプロジェクトは、プラントベースフードブランド「GREEN KEWPIE」のマーケティング施策を学生主体で考案し、実施したものです。プラントベースフードは、環境に優しく、食のバラエティを広げる可能性があるため、注目されていますが、特に若者層への認知度には課題がありました。そこで、青山学院大学の学生たちは、自らマーケティング企画を練り、実行に移す機会を得ました。

イベント開催にあたり、学生たちは2025年10月に青山学院大学内で10日間にわたる喫食イベントを行い、約3,000食を販売しました。この期間中、学生の間でのGREEN KEWPIEのブランド認知度は、事前調査から76%にまで上昇し、2.7倍という大きな成果をあげました。また、92%の参加者が将来的にこのプラントベースフードを購入したいと回答する結果にもつながりました。

特に注目すべきは、商品が購入されるきっかけとして、デジタル情報がを通じた促進ではなく、実際の販売ブースやポスターなどオフラインでの接点が多かったことです。これに対し、学生たちは「デジタル情報に囚われがちな現代の学生にとって、オフラインでの体験が記憶に残り、購入につながるのかもしれない」との見解を示しました。これらの結果により、Z世代へのマーケティングにおいて、リアルな体験が重要であることが浮き彫りにされました。

また、製品の訴求については学生が「健康意識が高い青学ア学生はサラダを好む」との仮説を立てていたものの、実際の購買データではサラダよりも主食系のメニューが早く完売するという結果が出ました。この経験を通じて、学生たちは、「顧客の行動を深く観察する」ことの重要性を再認識しました。プラントベースフードを日常の食事に溶け込ませるには工夫が必要とされ、その難しさも体感する貴重な機会となりました。

最終成果発表会には関係者が多く集まりました。青山学院大学の経営学部の学生、北村恵太さんは、「自らの手で考え、企画して成功に導けたこの体験は、今後の学びや進路選択に必ず生かされる」と語りました。教授の久保田進彦氏も、「このような実店舗での貴重な経験を通じ、学生たちは新たな視点を得られた」と述べました。さらに、キユーピーの常務執行役員、濱崎伸也氏は、「オフライン施策が効果的であることを実証でき、今後の産学連携を通じて、学生たちの柔軟な発想を生かした施策を創出していきたい」と意欲を燃やしました。

最終的に、産学連携プロジェクトは、学生たちの努力やアイデアが形になり、大きな成功を収めました。これらの経験は、将来的に彼らのキャリアに大いに役立つことでしょう。今後もキユーピーと青山学院大学は、柔軟な発想を持つ学生たちと共に、さらに新しい価値の創造に取り組んでいくことでしょう。


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会社情報

会社名
キユーピー株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷1-4-13
電話番号
03-3486-3331

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