新たなIR動画制作の形、生成AIの力を借りて
スターティアホールディングス株式会社は、株式会社ウィルズとの業務提携を開始しました。この提携は2024年8月14日より正式に実施されます。両社の力を結集し、生成AIを利用した海外IR動画の制作サービスを共同で展開することで、海外の機関投資家に向けた新たな情報提供の形を模索しています。
提携の概要
本業務提携においては、スターティアの制作するIR動画は、ウィルズのIR-naviプラットフォームに登録された海外の機関投資家に配信されることとなります。このシステムにより、両社のお客様はより効率的に、質の高い情報を世界中の投資家に届けることが可能になります。具体的には、以下の内容がサービスに組み込まれています。
1. スターティアのIR動画制作サービスをウィルズのプラットフォームで活用
2. IR-naviを通じて海外機関投資家への情報配信を促進
3. 相互顧客紹介などの営業協力体制の構築
このように、両社は単なる協力関係ではなく、共同で新たなサービスを生み出し、営業活動を行っていくことを目指しています。
海外IR動画制作サービスの特徴
スターティアが導入した生成AI技術を用いて、経営者の姿や声を忠実に再現したアバターがネイティブ英語でプレゼンテーションを行うIR動画が制作されます。特別な英語スキルがなくても、AIがテキストに基づき声を生成するため、経営者は素材の提供のみで手軽に動画を制作できます。このサービスの利点は、短期間かつ低価格で制作できる点です。
サービス概要
- - 制作料金: 月額98,000円から
- - 制作期間: 最短3営業日で納品
- - 英語以外のサポート: 他の言語にも対応
スターティアは、この新たな取り組みを通じて、特に海外市場の開拓を強化していきます。経営者のプレゼンテーションをAIアバターが担うことで、企業は質の高いIR情報を迅速かつ正確に発信できるようになります。
背景と課題
日本の上場企業においては、海外投資家に向けた情報提供が十分でないとの指摘が多くあります。東京証券取引所も、今後は企業が英文開示を義務付ける方針を打ち出しており、これにより海外の機関投資家のニーズに応える必要があります。今回の提携は、こうした市場のニーズに応えるものであり、情報格差を縮めることを目的としています。
今後の展望
スターティアの公認AIキャラクター「井ノ部あい」は、今後の展望について次のように語っています。「私たちはこの提携を通じて、より多くの顧客の課題を解決し、海外機関投資家との接点を増やしていくことを目指しています。日本企業が海外での存在感を高めるために、私たちのサービスが大いに貢献できると信じています。」
今後の展開
- - 顧客開拓: 新たな市場への進出を加速
- - 情報発信強化: 海外機関投資家向けの情報提供の強化
- - サービスの多様化: より多くのニーズに応えるサービスの拡充
この提携により、より多くの日本の企業が海外の投資者に向けた正確で迅速な情報提供が実現できる日も近いかもしれません。