新サービス「AI給与窓口」の登場
株式会社Gozalが新たに発表した「AI給与窓口」は、生成AIと大規模言語モデル(LLM)を利用し、給与に関する連絡事項の整理を自動化するクラウドサービスです。この革新的なサービスは、社労士やBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)ベンダーが顧客と簡単に連絡をかわし、その情報をスムーズに整理できるように設計されています。
音声での給与連絡が可能に
「AI給与窓口」は、ユーザーが“話すだけ”で給与連絡を完結できるという点が大きな魅力です。音声入力に加え、テキスト入力や画像ファイルの添付も可能となっていて、多様な手段で連絡が可能です。これにより、連絡内容の漏れや誤解が減少し、効率的な業務フローを実現します。
背景には給与計算の課題が
給与計算においては、各種の連絡事項を整理し、正確に共有することが重荷となっていることがあります。Gozalは長年の経験を基に、労務管理の課題に対処するためにこのシステムを開発しました。まだまだ紙や電話でのやりとりが多いこの業界で、デジタル化の波が求められています。
利便性の高い機能
「AI給与窓口」には多くの特長があります。例えば、特に注目すべきは、LLMによって必要な追加情報を自動でヒアリングする機能です。そのため、ユーザーは不完全な状態で情報を送信しても、AIが不足している情報を認識し、適切にサポートしてくれます。また、受け取った情報は月別やカテゴリ別に自動で整理され、社労士やBPOベンダーが簡単に情報を確認できるような仕組みになっています。
さらに、すべての情報は即座に社労士に共有されるため、業務のスピード感も増しています。利用者の都合に合わせて、24時間いつでも情報の取扱いが可能なのも強みです。
導入メリットと期待される変化
このサービスを導入することで、給与連絡にかかる工数を約80%削減することが可能になります。また、抜け漏れや転記ミスが最小化され、労務担当者はより高付加価値な業務に注力できるようになります。これは企業にとって、非常に大きなメリットと言えるでしょう。
Gozal CEOの思い
代表取締役の髙谷元悠さんは、給与計算の重要性とその複雑さを理解し、それを解消するためのソリューションを提供したいという思いを語っています。特に多くの情報が必要となる給与計算は、法律や個別事情に応じた判断を要するため、その連絡業務の煩雑さは問題視されています。
髙谷さんは「AI給与窓口」を通じて、この問題を解決し、給与計算業務のフローを大きく革新していくことを目指しています。また、CTOの黒瀬瑛之さんはAIの機能を業務の補助として活用することにより、労務の現場での負担を軽減することに期待を寄せています。
既存の顧客の声
既に「AI給与窓口」を利用している顧客の一人、林孝行さんは、このサービスがアナログ業務のデジタル化を促進するため、ストレスなく業務を進められるとコメントしています。デジタルトランスフォーメーション(DX)の流れが進行する中、業務の最前線で必要とされる非常に価値のあるプラットフォームです。
会社概要
株式会社Gozalは、東京都目黒区に本社を置き、給与計算や労務管理に特化したサービスを提供しています。今後も、「AI給与窓口」を通じてサービスの拡充を図り、より多くの企業の業務改善をサポートしていく考えです。