大阪・関西万博で日本の洋食文化を楽しむ特別展示の魅力とは

大阪・関西万博の新しい試み

2025年6月8日から6月15日までの間、大阪で開催される日本国際博覧会（大阪・関西万博）で、特別展示「世界にはばたけ！Tasty Japan！」が行われています。この展示では、日本の洋食をテーマに、日本産の食品や料理の魅力を紹介しています。

洋食の歴史を体験

この展示ブースは、明治時代の洋食レストランをイメージしたデザインで、郷土料理研究家の青木ゆり子氏の監修によるパネル展示が行われています。この中では、日本に西洋料理がどのように伝わったのか、その歴史がわかりやすく解説されています。来場者は、展示を通じて日本の洋食のルーツを知ることができます。

おいしい体験と学びの場

さらに、展示では5つ星お米マイスターの片山真一氏がプロデュースした一口カレーライスの試食も楽しむことができます。このカレーは、動物由来原材料不使用で、ベジタリアンやヴィーガンの方でも美味しく味わえるように工夫されています。
また、日本の果物を使ったフルーツジュースも提供され、展示を訪れた方々に食の楽しさを体験していただける内容となっています。

クイズで楽しく学ぶ

展示ではミニクイズイベントも行われており、日本の洋食や日本産食品に関する質問に答えることができます。クイズ参加者には特製のポストカードや缶バッジがプレゼントされ、楽しく学びながら記念品を手にすることができます。

来場者の声

初日の6月8日には、1,310名（推計）の来場者が展示を訪れ、試食やミニクイズイベントを楽しみました。海外から訪れた方々からは、「日本の食文化に対する興味が高まった」、「この展示を家族や友人にも紹介したい」との感想が寄せられました。また、展示で紹介された料理を今後の訪日時にぜひ味わいたいという声も多く、QRコードを読み取る姿も数多く見受けられました。

JFOODOの役割

この展示は、日本食品海外プロモーションセンター（JFOODO）によって監修されており、日本産の食品の魅力を海外に伝えることを目的としています。JFOODOの執行役、北川浩伸氏は、世界的に日本食の認知度が高まっていることを踏まえ、今回の展示を「中級編」と位置づけ、日本の洋食を再評価することに意義を感じていると述べています。