2025年6月29日(日)、東京・御茶ノ水にて、気候変動対策をテーマにした市民参加型のトークセッションが開催されます。本イベントは、参議院選挙を控えた中で、6つの政党の議員が一堂に会し、共通の課題である気候変動への取り組みについて、党派を超えた議論を行います。
主催する「政治家に声をとどける有志の会」は、環境やエネルギー政策に詳しい与野党の政治家と、市民が共に考えるプラットフォームを提供します。気候変動がもたらす影響は、もはや環境問題の域を超えて、私たちの生活や命を脅かす重要な課題となっています。そこで、どのように持続可能な社会を築いていくか、さまざまな視点から専門的な意見を交換しながら考える場が設けられます。
近年の記録的な猛暑や異常気象は、私たちの暮らしに直接影響を与えています。農作物の不作や健康管理の難しさは、決して他人事ではありません。昨年の日本の平均気温は、過去30年の基準値を1.48度も上回り、日常生活におけるさまざまな変化を目の当たりにしています。例えば、熱中症の発生率は高まり、保育や教育の現場でも健康への影響が懸念されています。
国内外での気候変動への対応はさまざまであり、国際的な協力が求められています。米国のパリ協定からの離脱もそうした状況の一例ですが、私たち自身の未来を守るためには、一人ひとりが具体的な行動を起こすことが求められています。
トークセッションでは、オープニングとして政治への参加の重要性についてのプレゼンテーションが行われた後、各政党の代表者が紹介されます。その後、テーマ別のディスカッションに移り、国民の負担や期待される気候変動政策のあり方、政策決定の手法について深掘りしていく予定です。また、市民からの質問を受ける時間も設けられており、より双方向的な議論が期待されます。
具体的には、自由民主党の井上信治衆議院議員や公明党の上田勇参議院議員、立憲民主党の小川淳也衆議院議員など、各党から選出された有力議員が参加します。それぞれの経験や見解を交えながら、温暖化防止策や持続可能なエネルギー政策について議論を進めることが予定されています。
開催場所は御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターで、アクセスも非常に良好です。参加は原則事前申し込みが必要で、詳細は専用のウェブページで確認できます。市民一人ひとりが、気候変動という巨大な問題に対して、自らの意見や疑問を持ち寄り、皆で考える素晴らしい機会となることでしょう。ぜひ、参加をご検討ください。皆様のご参加を心よりお待ちしています。