明大生の挑戦 家具の博物館魅力を広げる
東京都千代田区に位置する明治大学の博物館は、学生による新たな広報活動が展開されています。その名も「学生広報アンバサダー」。この団体は、若者の視点で博物館の魅力を発信し、特に若年層をターゲットにした情報活動に取り組んでいます。最近、彼らが手がけたのは家具の博物館に関するショート動画制作です。
学生の手による創造的なアプローチ
今回制作されたのは、家具の博物館(東京都昭島市)の魅力を伝える6本のショート動画です。学生たちは、実際に足を運んで学芸員からのインタビューを行い、撮影や編集も手掛けました。単なる歴史や価値の紹介にとどまらず、彼らは「映え」や「驚き」を取り入れ、視聴者の興味を引く工夫をしました。
明大生は、再生数の高い動画を分析し、視聴者の維持やインプレッションを増やすための努力をしました。その結果、限られた1分という時間内で家具の博物館の魅力を的確に伝えるコンテンツが完成。特にイチオシの展示や体験コーナー、周辺のおすすめスポットを紹介することで、来館への誘導を狙っています。学生広報アンバサダーの木下奈映(文学部3年)は、「この動画が博物館に気軽に足を運ぶきっかけになれば」と期待を寄せています。
新たな発信方法の導入
家具の博物館は、学生の制作した動画に注目しており、同館が新たに発刊した『一般財団法人家具の博物館総合展示ガイド』にも、これらの動画へリンクできる二次元バーコードが掲載されました。これにより、博物館の堅苦しいイメージを和らげ、特に若い世代に親しみやすいコンテンツとして魅力を伝えています。
家具の博物館館長の青木和昭氏は、今回の取り組みを通じて「若年層に人気のメディアを活用することで、新たな広報の成果を期待しています」と述べています。また、彼は博物館が「展示物を並べるだけの場所ではなく、人々が出会い、学び、未来を考える場である」ことを強調しました。
家具の博物館の背景と特色
家具の博物館は、フランスベッド株式会社の創業者である池田実氏の設立により開館し、2004年に今の場所に移転しました。現在、約180点の家具を常設展示。展示内容は豊富で、単なる展示施設にとどまらず、家具文化を広める創造の場としても機能しています。
入館料は一般200円で、高校生以下や65歳以上の方、身体障害者手帳をお持ちの方とその付添者は無料となっています。これにより、多くの人々が気軽に文化を体験できる環境が提供されています。
未来への期待
学生広報アンバサダーは、これまでにも「CUMAGUS」内で「明大生の推しミュージアム」というマガジンを企画・執筆し、今回のプロジェクトはその延長線上に位置しています。若者の手による新たな視点での情報発信は、博物館に新たな風を吹き込むでしょう。今後も彼らの発信に注目が集まります。