吹奏楽部の絆
2025-10-09 14:23:11

福井県金津高校吹奏楽部の3年間、音楽と仲間との絆を語る西村さんの想い

福井県金津高校吹奏楽部の3年間の軌跡



福井県あわら市に位置する金津高校吹奏楽部は、その高い演奏力で名を馳せている。しかし、今年はコンクールで残念ながら銀賞にとどまる結果となった。このような悔しさも胸に秘めながら、3年生が最後のステージに立つ学校祭が近づいてきました。副部長の西村咲乃さんは、この3年間を振り返りながら仲間たちへの思いを語ってくれました。

音楽の役割を見つけた



西村さんは、音楽面では同級生の男子2人に及ばなかったと正直に語ります。そのため、自分の役割を「雰囲気を明るくすること」「みんなのやる気を高めること」と定め取り組みました。「人を怒るのが苦手なので、優しい言葉をかけて少しでも部活をポジティブに感じてもらえるように心掛けてきました。」彼女は中学時代には“ブルドーザーのように突っ走る部長”と評されていたが、高校では、周囲を見守りながら支える立場へと変化しました。時にはその負担が大きく感じることもありましたが、笑顔を浮かべながら「仲間に支えられたからこそ乗り越えられた」と振り返ります。

音楽を届ける喜び



西村さんは、観客に楽しんでもらう演奏を重視してきました。演奏にダンスや演出を加え、さらに部員の表情にも気を配ることで“届ける音楽”を追求してきたのです。「演奏会でお客さまから『皆さんの姿に励まされた』という手紙をいただいたことがあって、人に届く喜びを感じました。だから文化祭でも、訪れた方々が笑顔になれるよう全力を尽くしたいです。」と熱く語りました。最後の舞台でも「ただ演奏する」のではなく、観客を巻き込んで一緒に楽しませたいというその姿勢には、彼女の仲間たちの思いも重なります。

後輩へのバトン



一方で、新たな力となる2年生たちはしっかりと目標を口にします。部長の徳山さん(ファゴット)は「再度金賞を獲得し、県代表を目指す」と力強く宣言し、副部長の竹澤さん(サックス)や小寺さん(バスクラリネット)も「個々が主体的に動くチームを作りたい」と真剣に話しています。後輩たちの意志は非常に力強く、西村さんたちの活躍を見てきたからこそ、次の世代も大きく成長することが期待されます。

仲間たちへの感謝の言葉



インタビューの最後に西村さんは、同期の仲間たちに感謝の言葉を贈ります。「毎日顔を合わせ、時には意見がぶつかりながらも、共に乗り越えてきた仲間たち。私はずっと‘幸せです、幸せです’と言っていましたが、本当にその通りでした。濃くて幸せな日々を送らせてくれてありがとう。」

この3年間は、音楽を超えて人との繋がりや自分自身の生き方にも影響を与えたと、西村さんは感じています。学校祭での最後の音色は、観客にも部員にとっても忘れられない思い出となることでしょう。金津高校吹奏楽部の未来と挑戦をこれからも見守り続けたいと思います。

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この記事は、あわら市広報アドバイザーで役者・タレントの「もりゆか」が現地取材し執筆しました。


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