霞ヶ関キャピタル、米国マイアミでの開発用地を売却
霞ヶ関キャピタル株式会社が、米国マイアミにある開発用地の売却を決定しました。2026年8月26日に開催された取締役会において、子会社であるKASUMIGASEKI FLORIDA LLCが保有するこの土地に関する売買契約が締結されたことが発表されました。このプロジェクトは、同社の米国での事業展開の第一号案件となります。
1. 米国での事業展開
同社はこれまで日本国内において、多人数向けのホテルを中心に、さまざまなスタイルのホテルを企画・開発し、その運営を手掛けてきました。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)を駆使した効率的な運営や、デザインやコンテンツを通じた付加価値の創出に注力してきました。これらの強みを活かし、さらなる成長を目指して世界最大の不動産市場である米国へと進出することとなりました。
本件の開発用地は、マイアミの中心部に位置するホテルやレジデンスを中心とした複合開発プロジェクトです。このプロジェクトへの投資には、日本の複数の投資家が参加し、国内のメガバンクからの融資も予定されています。霞ヶ関キャピタルは、海外事業において日本の投資家を海外の不動産市場へと導く「水先案内人」としての役割を担っており、この案件がその具体化を目指すものです。
また、米国における事業には、これまでホテル事業を進展させてきた取締役上席執行役員の樋口達夫が責任者として現地にて指揮を執る予定です。樋口氏は、大手デベロッパーにおいてレジデンス開発の経験を有しており、ホテルとレジデンス双方に関する知見を活かしてプロジェクトを推進します。
今後も同社は、日本の投資家と金融機関と共に米国不動産市場に新たな事業機会を創出し、さらなる成長を図る考えです。
2. プロジェクト概要
現在のところ、売却先や売却価格についての詳細は守秘義務契約に基づき公表を控えていますが、売却価格は同社の直前の連結会計年度(2025年8月期)の売上高の10%に相当する金額以上となる見込みです。なお、当社と売却先との間には資本関係や人的関係、取引関係は存在せず、問題ないとされています。
3. スケジュール
売買の決済は2026年8月27日(米国時間)を予定しています。そのため、今回の開発用地の売却は2026年8月期の連結業績予想にすでに織り込まれています。売却が完了した時点で、このプロジェクトに基づく売上が計上されることになります。
4. マイアミの立地特性
Miami Worldcenterは、ダウンタウン・マイアミに新たに誕生するランドマークで、住宅、ホテル、商業施設が集まっている地域です。この物件は特にマイアミの金融街Bricklellや世界的なリゾート地South Beachへのアクセスが良好で、成長を続けるマイアミの魅力を十分に享受できる貴重なロケーションとなっています。
この立地のポテンシャルと同社の開発ノウハウを融合させ、富裕層の多様なニーズに応える世界水準のホテルやレジデンス複合施設の開発が進められます。
5. 米国での責任者と今後の展望
樋口達夫は、過去に財閥系大手デベロッパーでの豊富な経験を持ち、法人営業やオフィスビルのテナント営業などを幅広く手掛けてきました。2020年に霞ヶ関キャピタルに参加し、ホテリアーの開発推進や用地取得業務を主導してきました。
彼は現在、日本の投資家と米国不動産市場を結びつけるプロジェクトの成長を目指し、現地に基盤を置いて事業の推進に向けた取り組みを続けていくと述べています。将来的には、さらなるホテル開発の計画を進めることも視野に入れています。
霞ヶ関キャピタルは、米国での活動を通じて、国際的な視野を持ったプロジェクトを展開し、日本の投資家に新たな機会を提供し続けることでしょう。